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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ビー : [びー] (n) bee, (n) bee ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
.460ウェザビー・マグナム(英語: .460 Weatherby Magnum)は米国・ウェザビー社 (Weatherby) が開発・販売しているライフル弾。1958年にロイ・ウェザビー (Roy Weatherby) によって開発された。市販品ではホーランド&ホーランド社の特注品を〔.700ニトロ・エクスプレス。受注生産のみ。〕除けば、店頭で一般販売されている狩猟用弾薬としては世界最強の威力を誇る。 ウェザビーは一般に使用されているライフル弾をもとにマグナム化することを得意としており、さまざまな口径の実包を販売している。手法としては薬莢の肩を「いからせ」て装薬量を上げるというものであり、同じ口径でも通常の銃では使用できなくなる。そのためオリジナルの銃を合せて商品化しているが、.460は500グレーンという同口径では他に例のない最大級の弾量を誇る。 重量が4.7Kgもあるウェザビー・マークVライフル(この弾薬を使用する代表的な小銃)での反動は100フットポンド にもなる。M1ガーランドで.30-06スプリングフィールド弾を撃った時の反動が20ft・lbfであることを考えると極めて強い。そのため、火薬量を115グレーン(7.45g) に減らして、弾丸威力を7500フットポンド(通常8100ft・lbf)にまで落とした実包がメーカーから販売されている。 アフリカゾウやサイを一撃で倒せるほどの破壊力を持つ。またその驚異的な貫通力から、近年はクジラの密猟にも使用され話題となった。射撃時の反動は先述の通り威力に比例して極めて大きいため、この銃を撃った日本人レポーターが反動によって肩を脱臼し、尻餅をついて尾骶骨骨折してしまうといった昭和56年発行の国際出版のムック『別冊Gun』〔P112-113。〕の過剰な演出により〔ただし、記述の内容は「反動がすごい」ということを強調しているのであって、それをどう受け止めるかは個人の自由である。むしろ、この場合は反動に振り回されたため(あるいは反動を受け止めきれなかったため)にケガをしたと解釈したほうが良いと思われる。しかし、「反動を受け止めるための姿勢」を取らずに撃てばケガをする可能性はある。〕、一時期の44マグナムと同じく常識外れの反動という印象が定着したこともあった。しかし実際にはネット上に配信されている射撃動画を見ても分るように、マズルブレーキなしで撃ってもそこまで大袈裟な反動はなく実用範囲内である。 現在、口径.416以上のマークVライフルには、反動を50%近く軽減するウェザビー社オリジナルのマズルブレーキが標準装備されており、反動自体は大した問題ではなくなったが、前述の『別冊GUN』の実験によると大人一人をのせた箱車にこの実包を装填した銃をあてて発砲すると、箱車は1,145mm以上も後方に押し出された。ちなみに同条件で発砲された22口径ロングライフル弾の後退量は僅か1mm。軍用の強装弾として知られる7.92x57mmモーゼル弾でも後退量は55mmに過ぎなかった〔P110。〕。 == 性能 == *口径: 0.458インチ (11.63mm) *弾頭重量: 500グレーン(32グラム) *弾丸威力: 8100フットポンド(10980ジュール) *初速: 66cm(26インチ)の銃身の銃で823m/s(2700フィート/s) *価格: 4.00〜5.50ドル 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「.460ウェザビー・マグナム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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