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三菱・4B1型エンジンとは、三菱自動車工業が開発・製造する自動車向け4ストローク直列4気筒エンジンの系列名である。 4B10、4B11、4B12は、排気量や性能は異なるものの、全て「ワールドエンジン」として開発されたため、特にそれぞれの型を言い分ける必要がない場合、ここでは便宜的に4B1型エンジンもしくは単純に4B1と呼ぶ。 ==概要== 4B1の元となったワールドエンジンは、提携関係にあった日本の三菱自動車工業、韓国の現代自動車、ドイツ・米国のダイムラー・クライスラー(現・ダイムラーAG)により共同設立されたグローバル・エンジン・アライアンスにより設計されている。そのため、同様にワールドエンジンの設計を受け継いだエンジンは、三菱自動車の4B1だけでなくヒュンダイ及びキア(ヒュンダイ・シータエンジンを参照)とクライスラーにも存在する。 もともとワールドエンジンは、共同開発や部品の共有化によって開発費や製造ライン維持費を削減するのが目的であったが、全てを共有することは考えられていなかった。共用するのはエンジンの基礎的な部品のみであり、市場の需要に対して各社が自由にエンジンの性能を決定出来るだけの余地が残されていた。ダイムラー・クライスラーのワールドエンジンに搭載される吸気バルブ、排気バルブの製造は三菱が行っている〔三菱重工業プレスリリース2005年9月 〕。 製造は、2013年現在、日本では全て滋賀県湖南市にあるパワートレイン製作所滋賀工場で行われている。 このエンジン系列はマレーシアのプロトンにも供給されており、プロトン・インスピラ(≒ランサー)に4B10と4B11が採用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三菱・4B1型エンジン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mitsubishi 4B1 engine 」があります。 スポンサード リンク
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