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BELLS[べるず]
『BELLS』(ベルズ)は、1986年9月に発売された吉田美奈子通算10作目のスタジオ・アルバム。 == 解説 == 1983年リリースのアルバム『IN MOTION』〔『IN MOTION』1983年3月25日発売 ALFA LP:ALR-28048〕を最後に、契約期間終了を待たずしてアルファレコードとの専属録音契約を解除。「契約が無くとも、音楽は出来る」という考えのもと、メイン・ヴォーカル以外のすべての音楽活動に専念して行き、その結果、表立った活動がいったん途絶える。この時期のことを後に吉田美奈子は「よく言われるのがブランク…でも私にはブランクはないんです。ずっと音楽はやってましたから。どこにも所属していなかったから、一人で責任をとれるキャパシティの中でコツコツとやっていたわけです。作家+プロデュースの仕事が入ったんで、やってみちゃおうと思って。すると、そういうこともやるんだ、ってまた依頼がきて。すごく面白かったですね。この時期に、音楽に携わるスタッフとしての基盤を全部作ったの」と話す。同年、飯島真理のセカンド・アルバム『BLANCHE』をプロデュース。この仕事が、他のアーティストのアルバム・プロデューサーとしての吉田を確立させることになった。以降、池田聡、西城秀樹、中森明菜、鈴木雅之、薬師丸ひろ子などを手掛けた。なかでも羽根田征子『Beating Mess』は、全曲書下ろしてのプロデュースとなった。本作は、そうした作家および、プロデュース・ワークの最中、1986年に世界初の自主制作CDとして3000枚の完全限定にてリリースされた。中森の印税で作ったという本作、その制作経緯を吉田は「貯蓄の趣味はないし、税金払うのもなんだからと、遊びでスタジオに入ったんですよ。『CHRISTMAS TREE』はライヴではやっていたけれど、ちゃんとトラックで録ってみたらどうなるんだろうって。趣味のスタジオ。スタジオの仕事は嫌いじゃないんです。そしたら、もったいないから出したら、という人がいて。アルバムの中に入れようとすると弾かれてしまうような、テンポがすごくゆっくりだったり、時間が極端に長かったり短かったりする曲ばかり…すごく内向的な内容ですよね」〔と答えている。本作は鉛筆での番号書きからジャケットをケースに詰めることまで、吉田自身が行ったという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BELLS」の詳細全文を読む
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