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BM-21 グラート(ベーエーム・ドヴァーッツァチ・アヂーン・グラート)は、ソビエト連邦が1960年代初頭に開発した122mm自走多連装ロケット砲であり、当時のソビエト連邦軍及び現在のロシア軍が使用しているほか、友好国への輸出も行われている。 愛称の「グラート」はロシア語で「霰・雹」を意味する(「都市・城砦」を意味する「グラート」とつづりは同じだが、意味は異なる)。また形式名のBM(БМ)は、「戦闘車両」を意味するロシア語(боевая машина)の頭文字である。 GRAUインデックスは、60発の補給用弾薬を輸送できる補給トラック9T254を含んだ発射システム全体で9K51であり、発射機単体は2B5である。当初この兵器の存在を知った北大西洋条約機構は、M1964というNATOコードネームを付与した。 BM-21は、世界で最も広く使用されている多連装ロケットランチャーであり、いくつかの国ではロケット弾は共通であるが、台座のトラックや発射器の形状を変更したりするなどしたコピー品や類似品が製造されている(#ソ連以外の派生型を参照)。 == 概要 == === 開発 === ソビエト連邦軍は、1963年に140mmロケット砲BM-14を更新するために、BM-21の開発を開始した。BM-21は、ウラル-375D6輪式トラックの荷台部分に全長の長い40本の122mmロケット弾発射器チューブをまとめた多連装ロケットランチャーである。1976年以降の生産型は、BM-21の台座となるトラックを新型のウラル-4320に更新したタイプに置き換えられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BM-21」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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