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CPanel
cPanel (Control Panel) は、サイト管理を容易にするためにグラフィカルにデザインされた、ウェブベースのウェブホスティングコントロールパネル。 cPanelは、そのインターフェースにおいて、ウェブサイトの管理にも対処することができる。 このソフトウェアは、cPanel Inc.が配布しており、プロプライエタリ・ソフトとなっている。商業ベースのウェブホスティングサービスによる利用を目的として構築され、利用する際は年間ライセンス料が必要となる。 == 経緯 == cPanelはもともとSpeed Hosting社用のコントロールパネルとしてデザインされた。Speed Hosting社は、cPanelの生みの親であるJ. Nick Koston氏が出資したウェブホスティング会社で、現在はすでに存在していない。cPanelは、Web KingとSpeed Hostingが合併した後、すぐにWeb Kingによって利用されるようになった。両社が合併し新会社となった後、Virtual Development Incにサーバを移転。(Virtual Development Incもすでに廃業)J. Nick Koston氏とVDIの同意のもと、cPanelはVDIでホスティングサービスを利用する顧客にのみ利用可能となった。当時、コントロールパネルマーケットにはライバル企業がほとんど存在せず、VDIとAlabanzaの2社が主な選択肢だった。1999年、自動アップグレード機能付きのcPanel 3がリリースされ、cPanel 2に代わって、Web Host Manager(WHM)が主力商品となっていった。 cPanel3はバグが発生しやすく、ユーザインターフェースも優れているとは言えなかった。WizardsHostingのCarlos Rego氏が、cPanelのデフォルトテーマとなるものを作成したことにより、ユーザインターフェースは改善された。結局、VDIとJ. Nick Koston氏の間で内部的な問題が発生し、cPanelはcPanelとWebPanelという2つの独立したプログラムに分裂した。WebPanelはVDIが運営・管理するバージョンとなった。リードプログラマー不在ということもあり、VDIはcPanel事業継続が不可能となり、結局事業から完全に撤退した。一方、J. Nick Koston氏はcPanel開発を続けながら、BurstNETに一旦は就職したが、cPanel開発に完全に専念するため、BurstNETを円満退社。その後、cPanelは何年にも渡りアップデートと改良を重ねた。現在cPanelは、安定性のある信頼できるコントロールパネルとなっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CPanel」の詳細全文を読む
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