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DAMS(Driot-Arnoux Motor Sport、ダムス)は、ジャン=ポール・ドゥリオとルネ・アルヌーによって1988年に興されたフランスのレーシングチームである。 == 概要 == 設立されたチームは、1989年に国際F3000選手権にエントリーを開始した。この年はドライバーズランキングでチャンピオンと同点の2位と3位を獲得するなど、初年度から競争力の高さを見せた。2001年をもって撤退するまでの間に、エリック・コマス(1990年)、オリビエ・パニス(1993年)、ジャン=クリストフ・ブイヨン(1994年)の3人のドライバーズチャンピオンを輩出した。 1995年にF1へ進出しようとするが断念。また、資金難に苦しんでいたラルースとの合併に向けて交渉を計るも、実現には至らなかった〔『F1速報』 1995年テスト情報号、ニューズ出版、24頁。〕。1996年には、レイナードと提携して再挑戦したが、資金不足で断念した。 1990年代後半、パノスやローラ、キャディラックのマシンでル・マン24時間レースやアメリカン・ル・マン・シリーズ、FIA GT選手権に参戦した。 2003年にはユーロカップ・フォーミュラ・ルノーV6(現フォーミュラ・ルノー3.5)でホセ・マリア・ロペスがチャンピオンを獲得した。 2005年にGP2が創設されると参戦。A1グランプリにフランスチームとして参戦し、2005 - 2006年シーズンには総合優勝した。フォーミュラ・BMWヨーロッパ選手権(2008 - 2010年)、フォーミュラ・ル・マン(2009年)にも参戦した。 2006年よりトヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム (TDP) の受け入れ先となり、中嶋一貴と小林可夢偉が所属。小林はGP2アジアシリーズの2008 - 2009年シーズンにチャンピオンを獲得した。 マネージング・ディレクターだったエリック・ブーリエはルノーF1(現ロータスF1)の代表に就任し、2010年以降はDAMSもルノーのドライバー育成プログラムに提携している。 GP2メインシリーズではロマン・グロージャン(2011年)、ダヴィデ・ヴァルセッチ(2012年)がドライバーズチャンピオンを獲得し、2012年にはチームズタイトルも制覇した。Auto GPではグロージャン(2010年)、ケビン・チェッコン(2011年)がチャンピオンを獲得した。 2014年にはフォーミュラEに「e.dams・ルノー・フォーミュラEチーム」として参戦。元F1ドライバーのアラン・プロストと共同でチームを運営する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「DAMS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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