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ドイツ福音主義教会(ドイツふくいんしゅぎきょうかい、)は福音主義のルター派、改革派教会、合同派の信仰告白を持つドイツにおける20の州教会の共同体であり、公法上の社団でもある。異なる信仰告白を持つにも関わらず、全ての加盟教会は説教壇と聖餐式を制限されることなく共に与る共同体である。ドイツ福音主義教会は加盟州教会の共同体として存在していると同時に、自らを一つの教会として理解している〔1.1 Grundordnung EKD ,ekd.de,1.1 Grundordnung EKD〕。ドイツ福音主義教会 (EKD) の教会事務局はハノーファーにある。 == ドイツ福音主義教会 (EKD) とは == ドイツ福音主義教会 (EKD) は1945年に設立され、1948年に教憲を制定した。20の加盟州教会もドイツ福音主義教会 (EKD) と同じく公法上の社団である。福音主義教会の組織は、連合体として、社会のすべての領域に築かれている。 ドイツ福音主義教会 (EKD) は信徒に課せられている課題を受け取る。民主的な形で選ばれたドイツ福音主義教会 (EKD) の指導部は、総会 (Synode)、常議員会 (Rat)、構成州教会会議 (Kirchenkonferenz) である。その指導部はドイツ福音主義教会 (EKD) に課せられた課題を解決する責任を負っている。指導部は教会の法制度、組織において、ドイツ福音主義教会 (EKD) の組織基盤を維持しなければならない。総会、常議員会、構成州教会会議に関する諸事務をドイツ福音主義教会 (EKD) 事務局は引き受けている。 2007年現在、ドイツの全人口の30,2%、24,832千人がドイツ福音主義教会の教会員である〔Statistik der EKD 〕 。 2008年において(前年と同様)、0.3%の教会員が減少した。2008年終わりには24,515千人、全人口の29,9%が福音主義教会の会員である〔 Tabele 1.3 Bevölkerung und Kirchenzugehörigkeit nach Bundesländern abgerufen am 13 februar 2010 〕。 2009年、ドイツ福音主義教会 (EKD) を構成している福音ルター派州教会、福音改革派州教会、福音合同派州教会の教会員総数は、ドイツにおけるローマ・カトリック教会のそれに僅かであるが届かない。東独体制成立以前、宗教改革揺籃の地としてのザクセン=アンハルト州が含まれるドイツ北東部は福音主義教会が強い地域である。2008年、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州(53.8%)とニーダーザクセン州(50.2%、前年比-0.6%)の二つの州において、州民の過半数が(僅かであるが)福音主義教会員であった。しかし、ニーダーザクセン州における福音主義教会の過半数は2009年には失われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドイツ福音主義教会」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Evangelical Church in Germany 」があります。 スポンサード リンク
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