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F-15Jは、アメリカ合衆国のマクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)が開発したF-15C/Dイーグルを、三菱重工業が中心となり、航空自衛隊向けにノックダウン及びライセンス生産した戦闘機である。 == 概要 == 航空自衛隊の第3次F-X計画により、米マクドネル・ダグラス社のF-15C/Dを導入。本機は航空自衛隊の運用に合わせてライセンス国産化された日本仕様機である〔。 三菱重工業を主契約社とし、単座型のF-15J165機と複座型F-15DJ48機の計213機が製造された。これは開発国アメリカに次ぐ保有数となっており、アメリカ国外での使用機総数356機の約6割を占めている〔Davies, Steve and Doug Dildy. F-15 Eagle Engaged, The World's Most Successful Jet Fighter. Osprey Publishing, 2007〕。 2013年3月末時点で201機を運用しており〔平成25年度防衛白書 資料13 主要航空機の保有数・性能諸元 〕、90%以上の高稼働率を維持している。一機当たりの調達価格は約120億円〔ただし、調達価格は時代によって差があり、1990年度での調達価格は約86億円であった(「エアワールド」1990年5月号 p70)〕。 基本性能の優秀さと高い拡張性を生かした独自の近代化改修により段階的に能力向上が図られ、導入から30年以上経た現在も日本の主力戦闘機として防空任務に就いている。 航空自衛隊と米空軍のF-15に外見的な大きな違いはなく、電子戦関連アンテナ類の有無や形状の違い、国籍標識(日の丸)や迷彩塗装の色調〔F-toys 日本の翼コレクション2 F-15解説書〕などが主な識別点として挙げられる〔ただし、1980年代頃までは米空軍の機体も航空自衛隊と同じFS36375とFS36320で塗装されていた〕〔丸メカニックNo42 P62〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「F-15J (航空機)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mitsubishi F-15J 」があります。 スポンサード リンク
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