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株式会社ガスター(GASTAR)は、神奈川県大和市に本社・工場を置く、東京ガスグループのガス機器メーカーである。 かつてはあらゆるガス機器を自社ブランドで製造販売していたが、現在は業務提携等により東京ガス、リンナイ、INAXのブランドでガス給湯器、風呂釜、TES熱源機のみを製造している。空調事業部ではガスヒートポンプエアコン(GHP)のメンテナンスと販売を行っているが、機器の製造は行っていない(アイシン精機等からOEM調達している)。 他に、北海道及び東北北部を主要市場としている大手暖房機器メーカー「サンポット」は、もともと同社が製造販売していた石油ストーブ部門が独立して発足したものである。 2015年12月2日、親会社の東京ガスはガス機器関連事業に関して、製造事業から撤退し、2016年4月を目途に、遅くとも同年9月末までに、ガスターの経営権をガスターの株主でもあるリンナイに移管し、移管後の出資比率をリンナイ90%、東京ガス10%とすること、経営権移管にあわせてガスターの空調事業を東京ガス関係会社に移管すること、東京ガスとLIXILのLIXIL住設機器に関する取引を、ガスター経由から直接取引とすること等について、今後協議を進めていくと発表した〔『株式会社ガスターの経営権移管に向けた協議開始について』東京ガスプレスリリース 2015年12月2日 〕。 == 沿革 == *1959年 関東ガス器具株式会社として、資本金2億円(東京瓦斯:1億円、東洋棉花(現豊田通商):1億円の共同出資)で設立される。ガス機器(コンロ、風呂釜等)及び、寒冷地向け石油ストーブを製造・販売 *1965年 バランス釜の製造を開始。日本住宅公団に納入を開始。石油ストーブ部門をガスター販売株式会社(現:サンポット株式会社)として分離。 *1967年 工場及び本社を現在地(神奈川県大和市深見台3-4)に移転。 *1971年 社名を株式会社ガスターに変更。 *1984年 壁貫通型ガスふろ給湯器(ホールインワン)を開発、販売開始。 *1987年 空調機器部門設立。ガスエンジンヒートポンプエアコン(GHP)販売開始。 *1989年 株式会社INAXと業務提携。資本金を24億5千万円に増資。INAXとの共通ブランド名「YUMEX」での販売開始。 *1993年 床暖房用温水マット、COセンサー付FE給湯器を東京ガス向けに販売開始。 *1995年 次世代給湯器「アステージシリーズ」発売。低騒音、低NOxガスバーナーの開発で「日本燃焼学会技術賞」受賞。 *1996年 次世代給湯器の開発で「(社)日本瓦斯協会技術大賞・技術賞」受賞。 *1998年 ISO9001認証取得。 *1999年 リンナイ㈱と業務提携。給湯事業で東京ガス向け以外の営業から撤退。 *2001年 TES部材の製造を行う横浜テクノセンター設立。ISO14001認証取得。 *2002年 TES熱源機製造・販売開始。 *2003年 ガスエンジンコージェネシステム「ジェネキュー」の貯湯タンクの製造・システムの販売開始。潜熱回収型高効率TES熱源機(エコジョーズ)製造・販売開始。 *2004年 潜熱回収型高効率ふろ給湯器(エコジョーズ)製造・販売開始。 *2005年 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム用貯湯システムの製造開始。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガスター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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