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高等法学研究所 (Institute of Advanced Legal Studies, IALS)は、ロンドン大学のを構成する研究所のひとつである。1947年に設立され、ロンドン大学に付属する国立の学術研究機関として計画され、資金の供給を受けており、そのプログラム、施設および国立の法学研究図書館という役割を通して、大学の対する役割を果たしている。 IALSの目的及び範囲は一般的に次のこととされている: 「イギリスと英連邦王国のための法学研究の中心となること。」 創設の当初よりその最も重要な使命は、イギリスの法学分野の研究における国立の総合センターになることであった。 学術的な調査と研究のほか、IALSはセミナーや講演会を開催し、それらの多くは一般にも公開されている。 1976年以来、研究所の本拠地は、ブルームズベリーの中心部に位置する ラッセル・スクエア 17番地のチャールズ・クロア・ハウスにある。 ==歴史== IALSは、アトキン卿が1932年に出した勧奨にこたえるものとして1947年に設立された。その勧奨とは、イギリスは、「学術的な調査のための本部となり、一般的な意味としての法に関する知識の向上を促進させるための」機構を必要とするというものであった。1948年6月11日、同研究所は、大法官であるウィリアム・ジャウイット(初代ジャウイット伯)によって、ロンドン大学研究所の1つとして正式に開設された。初代所長は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのイギリス法で著名な教授であり、長年ロンドン大学の副学長であったデイヴィッド・ヒューズ・パリー教授だった。図書館長であるK・ハワード・ドレイクは同研究所の事務局長も務めた。 創設時、IALSはラッセル・スクウェア25番地に設置され、建物の全フロアを専有し、グランドフロアと1階は図書館として用意され、2階と3階には事務室あるいは研究室やセミナー室に改造された部屋を有していた。初年度は図書館に11,000冊の書籍が備えられたが、大部分はチャールズ・フーバーリッヒ博士によって寄贈されたものであった。内線電話システムが全室に配備されるとともに、フロア間で書籍を移動するために手動式の書籍エレベータを備えていた。 1949年までにはそのスペースを使い果たしたため、IALSはラッセル・スクウェア26番地の地階とグランド・フロアに拡張する許可を得た。そして、1976年にIALSは、ラッセル・スクウェア17番地に移動した。そこは新たに建造されたデニス・ラズダン卿により設計されたチャールズ・クロア・ハウスの一部である。1976年4月1日の正式オープンの際、ロンドン大学学長であったエリザベス皇太后は、長居しすぎたために、皇太后のために細かく予定されたその日のスケジュールは放棄せざるをえなくなったといわれている。 1994年に IALS はロンドン大学先端研究所を構成する研究所の1つとなった。 現在、研究所は5年間の建物改装の工程のプロセスにある。2012年9月には第一フェーズでは、グランドフロアにより大きなカフェを設置するとともに、グランドフロアの講義用施設を改善した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロンドン大学高等法学研究所」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Institute of Advanced Legal Studies 」があります。 スポンサード リンク
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