|
initは、Unix系システムのプログラムのひとつであり、他の全てのプロセスを起動する役目を持つ。デーモンとして動作し、一般にPID 1 を付与される。ブートローダがカーネルを起動し、カーネルがinitを起動する。代替手段を用意せずにinitを削除すると、次回のリブート時にシステムはカーネルパニックに陥る可能性がある。 init の機能はBSD系とSystem V系では大きく異なるため、ユーザーは自分のシステムがどちらのバージョンを使っているかをマニュアルで調べる必要がある。多くのLinux系システムで使われている init は System V と互換性があるが、Slackwareのようなディストリビューションでは BSD系の init を使っており、Gentoo Linuxなどでは独自の init を使用している。 他にもいくつかinitの設計上の限界に対処した代替として、systemdやUpstartがあり、Ubuntuや他のLinuxディストリビューションで採用している。 == System V 系の init == System V の init は、 /etc/inittab ファイル内の :initdefault: エントリを調べて既定のランレベルがあるかチェックする。既定のランレベルがない場合、コンソール端末に何らかの表示がなされるので、ユーザは手でランレベルを入力しなければならない。* ''利点:'' 柔軟で拡張性がある。 * ''欠点:'' 複雑である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Init」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|