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JTRAM(ジェイ・トラム)とは、近畿車輛・三菱重工業・東洋電機製造で共同開発された、初の日本製独立車輪式台車を使用した超低床路面電車である。 国内の鉄道・軌道事業社で営業運行されているJTRAMは広島電鉄の5100形と広島電鉄1000形である。(なお、1000形初導入の試運転では2両の内1両が近畿車輛・三菱重工業・東洋電機製造のラッピング電車であった〔新型低床車両はデビュー前までラッピング電車として走行します。広島電鉄 〕。 == 概要 == JTRAMが登場する以前、日本国内での超低床車両は、アドトランツ(ボンバルディア・トランスポーテーション)のGTシリーズ(熊本市交通局9700形電車など)やシーメンスのコンビーノ(広島電鉄5000形電車)といった、ドイツ等の外国製の車両が中心となっていた。 これらの経験から、外国設計の車両では日本の環境にそぐわないという問題があり、また狭軌での超低床LRVの開発が求められ、2001年より、超低床エルアールブイ台車技術研究組合により、国土交通省の支援も得て、鍵となる独立車輪台車の技術開発が行われてきた。 ;超低床エルアールブイ台車技術研究組合参加企業 :アルナ車両、川崎重工業、近畿車輌、東芝、東洋電機製造、ナブテスコ、日本車輌製造、三菱重工業の8社 これとは別に、アルナ工機(現アルナ車両)によってリトルダンサーシリーズが国産初の超低床車として開発されたが、これは従来の路面電車製造技術の延長線上と位置づけられる車両であり、外国製の超低床車両とはコンセプトが異なるものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「JTRAM」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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