|
JULIE(ジュリー)は、日本の歌手である沢田研二の1作目となるオリジナルアルバム。 1969年12月1日にポリドール (現ユニバーサルミュージック)からLP盤でリリースされた。 その後CD化され、1991年と1996年に東芝EMIから、また2005年にはユニバーサルミュージックから再リリースされている。 == 解説 == 自身のニックネームを冠した本作は、沢田研二のソロとしては初のアルバムである。1967年のデビュー以来、社会現象になるほどの高い人気を誇ったザ・タイガースであるが、1969年3月に加橋かつみが脱退し、同年夏より音楽業界全体に変遷の波が訪れる中で、急速にその地位を低下させていく。そんな中で発売された本作はタイガースのメンバーにとって初のソロでのリリースとなり(他のメンバーも続けてソロ作品をリリースした)、バンド全体が不安定な状況にあったことを伺わせる。そして翌年末にはタイガースは解散を表明することとなり、沢田はその他のGSバンドのメンバーを集めて結成されたロックバンドPYG、そしてソロへと活動形態を変化させていくこととなる。 作詞、作曲、編曲は全てタイガースでも共演歴のある人物で、それぞれ安井かずみ、村井邦彦、東海林修が全曲を担当している。「君を許す」はタイガースのシングル曲としてもリリースされており、「誰もとめはしない」もタイガースとして録音されている。また沢田がタイガース時代にリリースした唯一のソロ作品でもある。 なお、本作は1970年1月5日付でスタートしたオリコンLPチャートの第1回に2位でランクインしている〔磯前順一『ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた』集英社(集英社新書)、2013年、229頁。ISBN 978-4-08-720714-9〕(1位は森進一の「花と涙/森進一のすべて」)。発売前の予約だけで15万枚〔。LPは1万枚売れればヒットとされていたこの時代、発売後1ヶ月で10万枚を記録した〔近代映画 近代映画社 1970年2月号 79頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「JULIE」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|