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炭酸水素カリウム(たんさんすいそかりうむ、Potassium bicarbonate)は化学式KHCO3、式量100.1のカリウムの炭酸塩。 常温常圧では無色の固体で、水溶液は弱塩基性を示す。水酸化カリウムと一当量の炭酸を反応させることで得られる。熱すると二酸化炭素を放出して炭酸カリウムとなる。 水で希釈して、うどんこ病や医療用の殺菌剤として使用される。 粉末化し、流動性付与剤として無水ケイ酸やホワイトカーボンを加え、防湿剤として金属石鹸やシリコーンオイルをコーティングしたものが消火剤として用いられる。消防法施行規則第21条の規定による第二種粉末消火薬剤であり、炭酸水素ナトリウムと見分けやすくするため、紫色に着色するよう定められている。炭酸水素ナトリウム同様B火災(油火災)とC火災(電気火災)に適応している。日本では主に旭硝子や東京応化工業などで生産されている。 == 外部リンク == *低毒性化学農薬 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「炭酸水素カリウム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Potassium bicarbonate 」があります。 スポンサード リンク
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