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Kitaca(キタカ)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が2008年10月25日に導入したICカード乗車券である。 == 概要 == JR北海道は2009年初めを目処にICカードの導入を目指して準備を進めていた。当初は「JR北海道がJR東日本のSuicaを導入する方向で調整」という報道がなされた〔北海道新聞、2006年1月28日〕が、これはSuicaシステムと同様のICカードシステムを導入するという意味であり、実際には「JR北(キタ)海道のICカード」に由来する「Kitaca」と名付けられたサイバネ規格に準拠するICカードが採用された。 システムなどの仕様検討が順調に進んだことから、2007年6月13日に予定を前倒して2008年秋に導入すると発表された。2008年9月10日には、サービス開始日を同年10月25日と正式に発表した。 2008年7月には北海道内の主要駅構内並びに列車内に「はじめまして、キタカです。」というKitacaの告知ポスターが掲示された他、札幌駅にはサービス開始を告知する電光掲示板も設置された。 各種機器の動作検証のため、同年8月中旬から社員モニター試験、10月1日から一般公募によるモニター試験が実施された。一般公募のモニターには募集人数500名に対して、5,219名の応募があった。 導入後1カ月で、Kitaca定期券は約33,000枚、記名・無記名Kitacaは約45,000枚と発行枚数を順調に伸ばしたが、これは想定を上回るペースだったため、カードの在庫が追いつかない事態となり、2008年11月27日より2009年1月20日まで無記名Kitacaと記名Kitacaの発売が中止されていた〔 〕。 2012年1月末日現在の発行枚数は約362,000枚。 電子マネー機能は2009年3月14日からサービスを開始した。 カードの裏面の右下に記載の番号は「JH」で始まる15桁の英数字であるが、この「JH」はJR北海道の英語表記「JR Hokkaido」から採ったものである。 2006年11月24日からJR北海道の登録商標(日本第5005206号ほか)となっている。称呼には「キタカ」の他に「キタキャ」も登録されている。 キャラクターはエゾモモンガで、札幌市在住のイラストレーター・絵本作家そらによりデザインされた。キヨスクなどではキャラクターをあしらったKitaca関連グッズが販売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Kitaca」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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