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塩化リチウム(えんかリチウム、lithium chloride)はリチウム (Li) と塩素 (Cl) からなるイオン性の化合物(塩)である〔''Handbook of Chemistry and Physics'', 71st edition; CRC Press: Ann Arbor, Michigan, 1990.〕〔Greenwood, N. N.; Earnshaw, A. ''Chemistry of the Elements'', 2nd ed.; Butterworth-Heinemann: Oxford, UK, 1997.〕〔Nechamkin, H. ''The Chemistry of the Elements''; McGraw-Hill: New York, 1968.〕。吸湿性をもち、水に溶けやすい。塩化ナトリウムや塩化カリウムと比べ、メタノールやアセトンなど極性の有機溶媒にもよく溶ける(右下表)。 ==性質== 塩化物イオン (Cl−) の発生源として振舞う。他の可溶性の塩と同じく、溶液中である種の金属塩と混合すると不溶性の塩化物塩を沈殿させる。例えば硝酸鉛(II) と反応させると塩化鉛(II) の沈殿を生じる。 :2 LiCl (aq) + Pb(NO3)2 (aq) → PbCl2 (s) + 2 LiNO3 (aq) Li+イオンは弱いルイス酸として作用する。例えば1モルの塩化リチウムは4モルまでのアンモニアと結合する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩化リチウム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lithium chloride 」があります。 スポンサード リンク
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