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MGM-5 ( リダイレクト:MGM-5 (ミサイル) ) : ウィキペディア日本語版 | MGM-5 (ミサイル)
MGM-5 コーポラル (Corporal) は、アメリカ合衆国が開発した短距離弾道ミサイルである。コーポラルは、アメリカで初めて制式採用された核弾頭搭載の誘導兵器であり、アメリカ陸軍のほか、イギリス陸軍でも運用された。75海里(139 km)の射程を持ち、核弾頭又は高性能炸薬弾頭を搭載することができた。 開発はファイアストン・タイヤ・アンド・ラバー社、ギルフィラン・ブラザーズ社、ダグラス・エアクラフト社及びカリフォルニア工科大学 (CIT) にあった初期のジェット推進研究所 (JPL) の協力の下、アメリカ陸軍によって行なわれ、有事の際にヨーロッパ地域で使用する戦術核ミサイルとして設計された。1964年まで第一線に配備されており、固体燃料ロケットを用いたMGM-29 サージェント・ミサイル・システムによって更新された。 当初の制式名称はSSM-G-17であったが、後にSSM-A-17に改められ、アメリカ陸軍ではM2と呼ばれていた。更に、1962年に新たに制定された命名規則によって最終的にMGM-5と改称された。 == 開発 == アメリカ軍は、第二次世界大戦中より長距離誘導ミサイルを研究していたが、その結果は果果しいものではなかった。開発が大きく進展したのは、大戦後のことであり、コーポラルはアメリカ合衆国がドイツのV2ロケット計画から得た技術的な経験と専門技術を活かして、ニューメキシコ州のホワイトサンズ性能試験場において開発されたものである。
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