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Mini-ITX(ミニ・アイティーエックス)は、台湾のVIA Technologies社が開発したマザーボードのフォームファクタ(規格)。MicroATXやFlexATXといった小型ATX規格よりも顕著に小さく、わずか17センチメートル四方である。さらに小さなNano-ITX(ナノ・アイティーエックス、大きさ12cm四方)や、Pico-ITX(ピコ・アイティーエックス、10cm×7.2cm)がある。 Mini-ITXのマザーボードは組み込みシステムで用いられることを前提に設計され、製品としてはVIA製のEden、EPIA(C3)シリーズなどが大多数を占めているが、インテルやAMDのCPU向けの製品も少数ながら作られている。2008年6月にIntel Atom搭載のMini-ITXマザーボードをインテルが発売して以降、各社が続々と同様のマザーボードを販売しており、着目されている。 自作パソコンとしては、チップセットにグラフィック機能を統合しており、省スペースパソコンやホームシアターパソコン(HTPC)としての使用に適している。 VIA製のものは自社CPU直付けであり、熱設計電力 (TDP) が小さい部品を実装し、CPUの冷却装置としての強力な冷却ファンを必要としない。デメリットとしては、拡張スロットはそのサイズゆえ1~2基と少なく、モバイルPC用パーツを利用する事も多いため、通常のデスクトップ用マザーボードより高コストとなる。VIA製のCPUはインテルやAMDのCPUほど高速ではない。しかし、割り切ってみればインターネットやメール、ビジネス用途であれば十分な性能である。 他社製のものはCPUを交換できるものが多いが、対応CPUや、CPUクーラーの高さ、熱容量(TDP)にはマザーボードおよびケース側の制限があるので、ATXやMicroATXなどに比べて、より注意を要する。 == 関連項目 == * マザーボードの規格 * ATX * BTX * DTX * ION (NVIDIA ION) *静音パソコン *VIA Technologies *Intel Atom 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Mini-ITX」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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