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NIFC-CA 海軍統合火器管制-対空()は、アメリカ海軍の防空戦コンセプト。対空センサ・防空火力を柔軟に統合運用することで防空戦を効率化し、また水平線の向こうにある目標をリモート交戦(EOR)によって撃破することを可能にするものである。 == キルチェーン == NIFC-CAでは、キルチェーンと呼ばれる統合システム(SoS)が形成される〔。SoSは、複数のシステム同士を完全に統合化したサブシステムとして連携させることで、より高位のシステムへと統合・構築する手法である。アメリカ軍では、これによって「インテリジェンス/ISR」「先進的C4I」「精密兵力/PGM」という3つの技術的応用を統合して相乗効果発揮(Synergy)の力を生み出すことを狙っており、1995年にウィリアム・オーエンス統合参謀本部副議長が発表した論文では、SoSコンセプトのもと、情報技術を中軸として米四軍を真に統合化することが提唱された。支配的な戦闘空間の「知識」と適応性のある「火力」を確保・共有でき、全米軍を通じて、戦闘空間に対して迅速・正確・精密かつ圧倒的な対応能力を発揮することが可能となると評されている。 キルチェーンは、目標の探知を行うリモートセンサー、武器管制を行うウェポンコントロールシステム、両者を連接するセンサーネットワーク、そして投射体としてのミサイルといったサブシステムから構成されるSoSであり、艦対空版であるNIFC-CA FTS(From the Sea)、空対空版であるNIFC-CA FTA(From the Air)、地対空版であるNIFC-CA FTL(From the Land)の3種類がある。これらの3つのキルチェーンの全てに関与し、中核的なサブシステムとなるのがE-2D 先進型ホークアイである。またセンサーネットワークとしては、さしあたり戦術データ・リンク(リンク 11/16/22)および共同交戦能力(CEC)のリンクが用いられる〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「NIFC-CA」の詳細全文を読む
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