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ノクターナス (Nocturnus)は、アメリカ合衆国・タンパ出身のテクニカルデスメタル、プログレッシヴデスメタルバンド。デスメタル黎明期に、デスやモービッド・エンジェルと活動を共にした。テクニカルデスメタルをベースに、キーボードを導入し、未来的な音を織り込んだ先進的な楽曲を発表していた。このため、一部ではテクノ・デスメタルとも呼ばれていた〔。 バンド名「Nocturnus」は、創設者のマイク・ブラウニングがスレイヤーの楽曲「At Dawn They Sleep」(『Hell Awaits』収録)の歌詞中で使われていた単語「Nocturnal」のラテン語形から決定した。また、マイク・ブラウニングによれば、この「Nocturnus」には、神秘的な意味合いも含まれており、バンド名にする一因になったと語っている〔。 == 略歴 == 1987年に、アメリカ合衆国フロリダ州のタンパで、元モービッド・エンジェルのマイク・ブラウニング (Ds、Vo)によって、マイク・ブラウニングのアイデアを反映するために立ち上げられた〔〔〔。立ち上げられてから少しして、エージェント・スティールを脱退したばかりのリチャード・ベイトマン (B)が加入〔。リチャード・ベイトマンの加入と同時期に、既に作曲を開始している〔。これから少しして、インキュバスというバンドでマイク・ブラウニングと同僚だったジーノ・マリノ (G)が加入〔。更に、マイク・ブラウニングの旧友、ヴィンセント・クロウリー (G)が加入し、体制が整う〔。同年に、1stデモテープ『Nocturnus』をリリース〔http://www.metal-archives.com/albums/Nocturnus/Nocturnus/9697 2014年4月4日閲覧。〕。しかし、この布陣は長続きせず、ヴィンセント・クロウリーが、自身のバンドAcheronを結成し同年中に脱退〔。それから間をおかずにリチャード・ベイトマンも脱退しNasty Savageに加入した〔。この脱退を受けて、マイク・デイヴィス (G)とマイク・デイヴィスの友人であるジェフ・エステス (B)が加入した〔。その後、新たにキーボーディストのルイス・パンツァー (Key)が加入し、2ndデモ『The Science of Horror』をリリース〔〔http://www.metal-archives.com/albums/Nocturnus/The_Science_of_Horror/644 2014年4月4日閲覧。〕。リリース後、ジーノ・マリノも脱退しショーン・マクネナリー (G)が加入。 このデモをきっかけに、イギリスのインディペンデント・レーベル「イヤーエイク・レコード」と契約。1990年に1stアルバム『The Key』をリリース。リリース後には、ナパーム・デスやゴッドフレッシュらと北米ツアーを敢行している。1stアルバムリリース後、ジェフ・エステスが脱退した〔。この際には、セッションメンバーとして、ジム・オサリヴァンやクリス・アンダーソンというベーシストが起用された〔。また、マイク・ブラウニングがドラムスに専念することになり、専任ボーカリストとしてダン・アイゾ (Vo)が加入〔。1992年に2ndアルバム『Thresholds』をリリース。レコーディング時には、正式ベーシストがおらずクリス・アンダーソンがセッションで参加した。その後、オーディションを経て、エモ・モエリー (B)が加入している〔。また、日本でもトイズファクトリーから1stアルバムと2ndアルバムが同時に日本盤がリリースされた。それぞれ『鍵~THE KEY』、『冥府の門』という邦題がついていた。しかし、2ndアルバムリリースから間もなく、中心メンバーだったマイク・ブラウニングが脱退し、ジェームス・マルチネク (Ds)が加入。1993年に、モリバンド・レコードから1stEP『Nocturnus』をリリースした。しかし、同年中にバンドは解散した。 2000年になって再結成。再結成時のメンバーは、エモ・モウリー (Vo、B)、マイク・デイヴィス (G)、ショーン・マクネナリー (G)、ルイス・パンツァー (Key)、リック・ビザロ (Ds)の5名。ダン・アイゾとジェームス・マルチネクは参加せず、ドラマーには、リック・ビザロが加入、ボーカリストはエモ・モウリーが兼任することとなった。フランスのインディペンデント・レーベル「シーズン・オブ・ミスト」と契約。3rdアルバム『Ethereal Tomb』をリリースした。2002年に、リック・ビザロが脱退し、クリス・ビエニエク (Ds)が加入するが、2003年に再び解散した。解散後の2004年に、デモ音源を集めたコンピレーションアルバム『The Nocturnus Demos』がリリースされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノクターナス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nocturnus 」があります。 スポンサード リンク
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