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ニュルブルクリンク()はドイツ北西部ノルトライン=ヴェストファーレン州・ケルンより南に約60km離れたラインラント=プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクにある2つの異なる性格を持つサーキットの総称で、現在は1927年に作られた古い20.832kmの北コース(Nordschleife、ノルトシュライフェ)と、1984年に新設された5.1kmのGPコース(GP-Strecke)がある。略称は「ニュル」。 == 概説 == ニュルブルクリンク北コース(Nordschleife、ノルトシュライフェ)は、1927年に豊かな森の中にある古城ニュルブルク城を囲むように建設されたクラシックコースである。山間部の高低差を利用した変化に富むコースレイアウトに加えて、にわか雨や濃霧など天候の変化という要素もあり、世界有数のドライバーズサーキットとして知られる。また、後述する過酷なコース条件により「スポーツカー開発の聖地」と呼ばれ〔【ジュネーブモーターショー13】ホンダ シビック タイプR 次期型、ニュルブルクリンクで開発テストへ e燃費 2013年3月6日〕、北コースのラップタイムはスポーツカーの性能を測る指標となっている〔ポルシェ 918 スパイダー、ニュルのラップタイムを公表…7分14秒 Response. 2012年9月20日〕。 しかし2015年、レース中に観客が死亡した惨事をきっかけに、危険な区間で速度制限が実施されることになった。これはレース中だけではなく、貸切中も適用されるため、各メーカーによるラップタイム競争は当面の間出来なくなる〔聖地でなくなる!?ニュルブルクリンクがタイム アタックを禁止に! シークドライブ 2015年6月20日〕が、2016年にコースの大幅改修により速度制限が解除される予定である。 古くからF1ドイツグランプリの開催地であったが、コースの安全性が低くF1を走らせるにはあまりにも危険なため、現在は新設のニュルブルクリンクGPコースで開催されている。1995年から1997年にかけては2輪のロードレース世界選手権(WGP)も開催された。 耐久レースのニュルブルクリンク24時間レースはGPコースと北コースを繋げて現在でも行われている。 モータースポーツの他にも、マラソン大会、自転車レース、ロックイベントのロック・アム・リングなどが行われている。コース脇には0.3平方kmの敷地に設備の整ったキャンプ場がありイベント時には多くのキャンプ客でにぎわう。 ニュルブルクリンクGPコースは1984年に作られた最新の安全設備が備わった5.1kmの近代的サーキットで、 F1やドイツツーリングカー選手権レース等に使われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニュルブルクリンク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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