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OpenVMS (Open Virtual Memory System) は、ディジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC、現在はヒューレット・パッカード) によって設計された、タイムシェアリングシステム、バッチ処理およびトランザクション処理用のオペレーティングシステムである。当初は単にVMSと一般的には呼ばれており、元々はVAXシステム上で動作していたが、後にDEC Alphaとインテル Itaniumに移植された。 2014年、ヒューレット・パッカードはVMS Software, Inc.にOpenVMSの将来のリリースを開発する独占的な権利を与えると発表した。 == 経緯 == === 起源と名前の変遷 === 1975年4月、PDP-11用に32ビットの仮想アドレス拡張を設計するために、DECはコードネームStarというハードウェアのプロジェクトを開始した。それに伴って、Starファミリのプロセッサ用にRSX-11Mを基にした全く新しいオペレーティングシステムを開発すべく、コードネームStarletというデヴィッド・カトラー率いるソフトウェアのプロジェクトも1975年7月に開始された。これら2つのプロジェクトは当初から緊密に統合されていた。Star・Starletの両プロジェクトは、VAX-11/780コンピュータとVAX-11/VMSオペレーティング・システムとして結実した。 年を経るにつれて製品名は変化していった。1980年にはバージョン2.0のリリースに伴ってVAX/VMSと改名された''(同時にVAX-11コンピュータは単にVAXと改名された1984年発表のVAX8600である ">HREF="http://www.kotoba.ne.jp/word/1984年" TITLE="1984年">1984年発表のVAX8600である )''。1991年には、POSIXやUNIX互換性といった業界標準のサポートを示唆し、さらにはDECの64ビットDEC Alpha RISC CPUへの移植が進行中であったので、特定のアーキテクチャとの繋がりを断ち切るために、OpenVMSと再度改名された。OpenVMSの名前はバージョン5.5のリリースとともに最初に登場した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OpenVMS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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