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PDP-11 PDP-11 は、ディジタル・イクイップメント・コーポレーション(DEC)が1970年代から1980年代に販売した16ビットミニコンピュータシリーズ。PDP-11 は DECのPDPシリーズのPDP-8コンピュータの主にリアルタイムシステムの後継であるが、両シリーズは10年間以上並存した。革新的機能をいくつか持ち、従来よりもプログラミングが容易になっていた。ミッドレンジのミニコンピュータとしての後継は32ビットのVAXである。 その設計上の特徴は、モトローラのMC68000などのマイクロプロセッサの設計に影響を及ぼしている。またPDP-11上のオペレーティングシステム (OS) の設計は他のOS、例えばCP/MやMS-DOSの設計に影響を及ぼしている。最初の公式にUNIXと名付けられたバージョンのOSは、1970年に PDP-11/20 上で動作した。PDP-11のプログラミング上の低レベルな特徴がC言語の仕様に影響しているということはよく言われているが〔Bakyo, John. "DEC PDP-11, benchmark for the first 16/32 bit generation. (1970)" in ''Great Microprocessors of the Past and Present (V 13.4.0)'', Section Three, Part I. Accessed 2011-03-04〕、意図的にそのように設計したわけではない〔"The Development of the C Language" in section More History, by Dennis M. Ritchie. Accessed August 5, 2011.〕。
== 歴史 == DECが16ビットのPDP-11を開発するきっかけとなったのは、データゼネラルが発売した である。Novaはワード長16ビットだが、DECが当時主力としていたPDP-8のワード長は12ビットだった。PDP-11ファミリは1970年1月に発表され、同年前半に出荷が開始された。1970年代には17万台以上を売り上げた〔 Paul Cerruzi, ''A History of Modern Computing'', MIT Press, 2003, ISBN 0-262-53203-4, page 199 〕。当初はTTLのICで構成されていたが、1975年にはやや大規模な集積回路を使いCPUをワンボード化している。1979年にはマルチチップモジュール化したプロセッサ J-11 を開発。シリーズ最後の機種である PDP-11/94 と PDP-11/93 は1990年に登場した〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「PDP-11」の詳細全文を読む
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