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PV-7[ぴーぶい7] PV-7は、カシオ計算機から1984年に発売されたMSX規格のホームコンピュータ。 == 概要 == 標準的なMSXの価格帯が5万円以上だった1984年当時、29,800円という低価格で発売された。 カシオが当時得意とした電卓の技術を駆使し、片面基板にすることで製造コストを抑え、19,800円で発売する事を目指して開発された。価格は当初の目標を越えてしまい、また完全に片面基盤にすることはできず、裏面に一本だけジャンパ線が使われることとなったものの、3万円を切る事に成功した。一方、価格を重視したためにスペックが犠牲となり、メインRAMは規格で認められている最低容量の8KBに抑えられ、カートリッジスロットも1つのみの実装となった。 低スペックながらも売れ行きは好調だった。クリスマス商戦では電器店に山積みされ、営業から喜びの声が上がったと開発担当者は回想している〔『MSXマガジン永久保存版3』、71ページ。〕。しかし後述の#後続機も含めて、カシオ製MSXによる価格破壊でMSXは値崩れし、採算が取れなくなった多くの家電メーカーがMSXから撤退する事態も引き起こした〔関口和一『パソコン革命の旗手たち』日本経済新聞社、2000年、p.196〕〔滝田誠一郎『電脳のサムライたち 西和彦とその時代』実業之日本社、1997年、p.94〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「PV-7」の詳細全文を読む
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