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Pixiv : ウィキペディア日本語版
Pixiv

pixiv(ピクシブ)は、ピクシブ株式会社が運営する、イラストの投稿に特化したソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。日記や文章などではなく、自分の描いたイラストと、ブックマークしたイラストそのものが利用者のプロフィールを形成し、全てのコミュニケーションの核となる。
== 特徴 ==

=== 概要 ===
イラストが趣味のプログラマ・上谷隆宏(pixiv内でのハンドルは「馬骨」)がFlickrをモデルに考案し、イラストに特化したSNSとして2007年(平成19年)9月10日ベータテスト公開。その後、アカウント数が3週間で1万を突破し、個人での管理が困難になったことを主な理由に、同年10月1日よりクルーク株式会社(現・ピクシブ株式会社)が運営を行っている。同年12月18日に大規模なリニューアルを行い、ほぼ現在の形のサービスとなった。pixivの好調を受け、2008年(平成20年)11月1日を以て、社名も「ピクシブ株式会社」へと変更し、同社の中核事業となった。
2012年(平成24年)1月時点でアカウント数400万・イラスト総数2450万枚・一日の投稿数2万5000枚・月間28.0億ページビュー台湾中国〔中国のテレビ局での紹介例がある()。〕・アメリカ韓国といった日本国外からの参加者は2009年8月現在で7%。同人系利用者の増加を受け、2009年(平成21年)9月18日には、漫画に正式対応した〔。
投稿・閲覧共にユーザー登録を必要とする会員制であるが、登録は誰でも可能〔複数アカウントの保有は名義の使い分けなどの必要がある場合のみ認められている(利用規約 第10条 )。法人は契約により、別途「公式アカウント」を持つことができる(Q.公認アカウントについて - ヘルプ )。〕で、他の利用者からの招待などは不要。基本的な利用は全て無料であるが、投稿・閲覧に直接影響しない、いくつかの拡張機能が使用できる有料会員「pixivプレミアム」も存在している。
pixivのコンセプトは、プロアマチュアCGアナログジャンルなどの別を問わず、ユーザー登録した利用者自身が描いたイラスト〔「他人の作品」や「実写を主体とした作品」(写真)は投稿できないが、「アナログ作品等を撮影した写真」や「3Dソフトで制作した静止画」の投稿は可能(ヘルプ ガイドライン )。〕を投稿し、他の利用者がそれに様々なリアクションを行うことでネットワークを形成し、コミュニケーションを図るというものである。投稿されたイラストを通じてのコミュニケーションがテーマであるため、イラストは描けない人でも受け手としてコミュニケーションに参加できる。
マイピク(友達登録)や一行掲示板などのコミュニケーションに必要な標準的な機能こそ実装されているが、多くのSNSに見られる日記・足跡(閲覧履歴)・一般的なコミュニティなどの機能はない〔未実装ではなく、実装の意志自体がない、と開発者がTwitterで明言している。スポンサーによる「ComicStudioコミュニティ」やイベント限定のコミュニティなどは存在している。〕。一方で、他の利用者のイラストを大きくフィーチャーできる「ブックマーク」、任意の利用者の新規投稿を容易に捕捉できる「フォローユーザー」、交流関係のあるイラスト同士を直接結び付ける「イメージレスポンス」などのイラストを主役にし、作品・作者への好意が自然に伝わるコミュニケーション機能が発達している。閲覧数・10段階評価・コメント・ブックマーク表示(users)・拍手(漫画のみ)・goodP(後述)などで主に数値により(「ノンバーバル」に)、作品への反応を行い、即座に作品に反映され、投稿者に伝わる。これらの数値は、作品表示や作品管理画面などにも表示され、マイページにランキング化され、通知メッセージも配信される。

イラストに基本的な情報を添え、アップロードするだけで自動的に自分のプロフィールページとして整理・展示され、容量や枚数などの制限もなく、半永久的に保存されるので、ウェブサイトブログなどを運営するよりも手軽なイラストの公開・保存手段としての側面も併せ持っている。pixiv内のほぼ全ての要素が何らかのイラストへと繋がるよう設計されており〔「開発で気を使ったのは、とにかく見たいイラストへの到着パスを少なくすること」(pixivユーザー、10万人突破 PV7,000万/月!――人気の秘密を開発者、馬骨氏に聞く - RBB TODAY )〕、保存されたイラストはタグやソーシャルブックマーク性の強いブックマーク機能などのコミュニケーション経路を通じ、閲覧され続けることになる。
SNSの核の一つとして頻繁に参照されることになる利用者のプロフィール画面には自己紹介などを書くことができるが、プロフィールの中心として表示されるのは、最近投稿した3枚とブックマーク3枚(ならびにイメージレスポンス3枚)のイラストであり、イラストを投稿し、人のイラストを見てブックマークすることで初めてプロフィールが完成する〔。言葉ではなく〔「とにかく文字を少なくしたい」「(mixiでいう)コミュニティだと結局言葉のやりとりになってしまうと思うんですよ。pixivにそういう機能はあまり必要ないと思っています。」(「pixivの産みの親と育ての親」ピクコレ製作委員会『pixiv girls collection』、コアマガジン、2009 p.157、p159)。〕、どんな絵を描き、どんな絵を好むかが、リアルタイムで利用者の顔となる仕組みである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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