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量子ビット(りょうしビット、)とは、量子情報の最小単位のことである。キュービット、キュビット、クビット()、Qビット()ともいう。それに対して、従来のコンピュータのビットの事を古典ビット()やCビット()という。 量子情報では、従来の情報の取扱量の最小単位であるビットの代わりに、情報を量子力学的2準位系の状態ベクトルで表現する。 古典ビットは0か1かのどちらかの状態しかとることができないが、量子ビットは、0と1だけでなく0と1の状態の量子力学的重ね合わせ状態もとることができる。ブラ-ケット記法では、1量子ビットは、と表現される。ここで、はの関係を満たす複素数である。これを観測した際に、状態を得る確率はであり、状態を得る確率はである。同じ記法で古典ビットを表現すると、は、どちらかが0で、もう一方が1である。 == 関連項目 == * 量子力学 * 情報理論 * 量子コンピュータ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「量子ビット」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Qubit 」があります。 スポンサード リンク
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