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SIMPURE(シンピュア)とは、NTTドコモの第三世代携帯電話FOMAのシリーズのひとつで、シンプルな機能を持ち、ライトユーザーをメインターゲットとする端末シリーズの名称。また、そのシリーズ名を表す造語である。2008年4月現在では全機種生産を終了している。 == 概要 == 2006年3月6日に初代となる600iシリーズが、ドコモよりプレスリリースされた。元々、2005年12月14日にドコモの中村維夫社長が、読売新聞の取材に対して2006年春頃に販売する方針を明らかにしていた。7シリーズよりも1万円程度売価を落としている。iアプリは504i相当。キャラ電・着うたには非対応。当初はLG電子製とNEC製を発売。国際ローミングに対応しているが、FOMAプラスエリアには対応していない。また、バーコードリーダーも搭載していない。2台目の携帯電話として、またmovaの20x/25xシリーズからの乗換ユーザーを対象にしている。 シリーズ名のSIMPUREは、simple(シンプル)とpure(純粋な)を組み合わせた造語である。正式型番は600iシリーズ。主に、通話とメールを中心に使うユーザーを対象とした端末である。 600i世代(2006年3月6日発表)のスペック的な特徴として、以下が挙げられる。 *メインディスプレイがQVGA対応でなく、またサイズも2.0インチ程度。 *音声通話、SMSに対応。 *テレビ電話には対応するが、キャラ電(アバター)は利用できず、Vライブにも非対応。 *iモードメール(通常のメール)では、iショット・iモーションメールに対応する。 *デコメールは受信のみ対応。ただし、Flash画像は表示できない。 *iモードブラウジングでは、iメロディ、iモーションに対応する。着うた、着モーションには非対応。 *iアプリは504i相当のものが利用可能。 *カメラは、30万画素~メガピクセル程度。 *バーコード、QRコード読み取りはできない。 *おサイフケータイ、プッシュトーク、PDFビューアー、iチャネルなどは利用できない。 *国際ローミングサービスであるWORLD WINGが利用可能。W-CDMA、GSM、GPRSに対応する。 これが、601i世代(2006年10月12日発表)になると、以下のような変化も見られる。 *メインディスプレイがQVGA対応のものもある。 *デコメールが送信できる機種も現れた。 *iチャネルに対応した機種も現れた。 *国際ローミングサービスWORLD WINGは、機種のコンセプトで対応状況が分かれた。 このように、基本機能をサポートし、付加機能を取捨選択している。そのため、mova(PDC方式)でシンプルなシリーズである、25Xi及び21Xiシリーズユーザーからの移行を見込んでいる。また、機能を絞ったことで、本体販売価格を下げられ、ターゲットとするユーザーに買いやすくする環境を提供している。加えて、国際ローミングに対応することで、既にほかの端末を持っている、海外渡航の多いユーザーに対する、2台目携帯電話としての需要も見込んでいる。 なお、600番台は本来movaの特殊端末(らくらくホン601es・67Xi、GEOFREEの69Xiなど。FOMAで言うところの800番台)が使用しており、すでにP601es(初代らくらくホン)、N601ps(プリペイド用)などが存在しているが、結果としてこれらは無視されることとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SIMPURE」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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