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SKYACTIV-D(スカイアクティブ ディー)は、マツダが開発、および製造するディーゼルエンジンの名称。SKYACTIV TECHNOLOGYのひとつ。 == 概要 == ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べ熱効率が良いため燃費も良い。しかし、ガソリンエンジンよりも高い圧縮比を使用するため、ピストン上死点における圧縮温度と圧力も高くなる。圧縮温度が高い状態で燃料を噴射すると、不均等な燃焼が起こり、NOxと煤(すす)が発生する。また、高い圧力に耐えるためには、ピストンをはじめとした各部品の強度を確保する必要がある。そのため、各部品の重量がかさみ、エンジンの総重量が増加する。 マツダはディーゼルエンジン特有の欠点を独自の技術として、ディーゼルエンジンの低圧縮比と最大筒内燃焼圧力の低下を実現させた。また、ピストン、シリンダーヘッド、シリンダーブロックの小型・薄肉化による大幅な軽量化を達成。同時に、排気側バルブへのVVL採用や2ステージターボチャージャー(SKYACTIV-D 1.5は可変ジオメトリーターボ〔2015年マツダ技報 「小排気量クリーンディーゼルエンジン SKYACTIV-D 1.5の開発」 - マツダ株式会社 2015年5月(2016年3月12日閲覧)〕)の採用により、尿素SCRシステムなどの高価な排ガス浄化装置を用いずに高い環境性能を達成している。 また、2000年代以降の日本製自動車エンジンは、省エネ、低燃費を売りとしているため、エンジンオイルは低粘度化が主流になっている。このSKYACTIV-Dでも踏襲され、2.2LのSH系では0W-30、1.5LのS5系では0W-20のマツダ純正SKYACTIV-D専用エンジンオイルが指定オイルとして推奨されている。〔代替品として、JASO DL-1規格適合5W-30エンジンオイルも使用可能である。マツダCX-5取扱書PDF 2015年1月マイナーチェンジモデル マツダデミオ取扱書PDF 2014年9月発売開始モデル 」〕 日本は原油を輸入に頼っているにもかかわらずガソリンエンジン車への依存度が高く軽油を余らせており、軽油は逆に輸出している現状(実際JX日鉱日石エネルギーのデータでは供給量(製造+輸入)に対する輸出の比率はガソリンが0.01%に満たないのに対し、軽油は12%となっている。〔〕)に触れ、マツダは「ディーゼル車の普及により国内での軽油使用量を増やすことで、日本のエネルギーバランスを最適にし、CO2排出量を削減しながら貴重な輸入資源を無駄なく効率的に使うことができる」と主張している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マツダ・SKYACTIV-D」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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