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SQL(エスキューエル〔よりデジタル大辞泉、IT用語がわかる辞典を参照〕、シークェル〔、シーケル〔よりDBM用語辞典を参照〕)は、リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) において、データの操作や定義を行うためのデータベース言語(問い合わせ言語)である。エドガー・F・コッドによって考案されたリレーショナルデータベースの関係モデル(リレーショナルモデル)における演算体系である、関係代数と関係論理(関係計算)にある程度基づいている。 データベース言語の国際標準としてのSQLは何かの略語ではない〔SQLは、Structured Query Languageと紹介されることもある。これは、IBM社がかつて提供していたSQL/DSやその他いくつかのRDBMSの実際の製品におけるSQLにおいては正しい。しかし、標準SQLは、言語仕様そのものにはIBM社のRDBMSのDB2の影響が大きく見られるものの、「SQLは、何かの略語ではない」と定義している。〕。 SQLは、''シークェル'' と読まれることもある。これは、SQLの元となったデータベース言語が、IBM社が開発したRDBMSの実験実装である System R の操作言語「SEQUEL (Structured English Query Language)」であったことが由来である。 SQLに対しては、関係代数と関係論理に忠実に準拠していないとして批判する意見がある(The Third Manifesto - クリス・デイト、ヒュー・ダーウェン)。 == 標準SQL規格 == 当初は特に統一標準規格が存在しない状況で、各リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) ベンダーごとにさまざまな拡張がなされてきた。 近年になってANSI、後にISOで言語仕様の標準化が行われており、制定された年ごとにSQL86, SQL89, SQL92, SQL:1999, SQL:2003, SQL:2006, SQL:2008, SQL:2011 などの規格があるが、対応の程度はベンダーごとにバラバラである。これは標準SQL策定に時間がかかりすぎたことにより、ビジネスの現状から早期の機能拡張が迫られたベンダーの都合と、独自構文を頻繁に利用していたユーザに対し、互換性保持を保証する必要もあったためである。 SQL規格は非常に多くの改正が行われた。制定年度順に代表的な規格を以下に挙げる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SQL」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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