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株式会社SRA(えすあーるえー、英:''Software Research Associates, Inc.'')は日本で最も古い独立系ソフトハウスの一つである。 東証第一部に上場していた(証券コード:9714)が、SRAグループの改編に伴い2006年(平成18年)9月26日をもって上場廃止。持株会社体制へ移行し、株式会社SRAホールディングスの完全子会社となった。 本社は東京都豊島区南池袋。 == 特色 == 設立当初からソフトウェア開発方法論の研究に取り組み、80年にいち早くUNIXを導入して構造化プログラミングによるソフトウェアの分散開発、ネットワークを活用したコラボレーションなどを展開し、ソフトウェアのオープンソース化で先駆けをなした。現在ではITサービス企業としてソフトウェア開発だけでなく情報システムの構築・運用やコンサルテーションサービスも手がけている。 金融機関や研究機関向けの業務用ソフトウェア開発・システム運用や、電機メーカーや車載製品メーカー向けのソフトウェア開発支援が主力であるため、古くからある割には一般的な知名度はない。 * 日本初となる1980年のUNIX導入以降、多角的にOSSビジネスを展開している。VAXの導入もソフトハウスとしては国内初であり、富士通、日立製作所中央研究所、東京大学に次いで4番目である。 * リチャード・ストールマンによるGNU宣言以降、SRAではWingnutなどGNUプロジェクトのソフトウェアをはじめとするオープンソースソフトウェア、フリーソフトウェア導入に早くから着手している。GNU ソフトウェアに関する技術サポートビジネスを展開するとともに, GCC のカスタマイズ等、日本における GNU の普及活動を展開してきた。 * LAPPのスタックに業種に特化したパッケージを展開しており、Linux・PostgreSQL・PowerGRES を利用したシステム構築やLibSylph 組み込みコンサルティングなどを中心としたコンサルティングサービスを提供している。また、SPICE、VSE、CMMI、SCAMPIなど各種アプレイザル手法やオブジェクト指向分析設計方法論、ソフトウェア工学理論に基づいたプロセス改善支援サービスを展開している。 * 研究機関への導入実績も多く、アメリカ国立気象局(National Weather Service)のPostgreSQL移行やJUNET・WIDEプロジェクトへの参画、SONY社製UNIXワークステーションNEWS開発の技術協力に関わったことで知られる。また、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスや会津大学をはじめ30校以上の大学のキャンパスネットワーク管理を請負っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SRA」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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