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SSCP(Single Strand Conformation Polymorphismの略語、一本鎖高次構造多型)とは、 熱変性させたDNAが分子内で水素結合を起こして高次構造を形成する際に、 僅かな塩基配列の違いによりその高次構造に変化が生ずる(多型を示す)ことを指す。 また、その高次構造の変化を指標として遺伝子の変異や多型を検出する手法を指している。 遺伝子の変異や多型を調べるために現在多く用いられる手法として、 特定の遺伝子領域をPCR法により増幅して得られた増幅産物を試料DNAとして 検出操作を実施する場合が多いことから、PCR-SSCP法と呼ばれる場合もある。 == 原理 == 試料DNAは二本鎖DNAが乖離して、それぞれのDNA鎖が高次構造を形成することから、電気泳動法では2種類の産物が別々に検出される。 完全に同じ配列の一本鎖DNAは同じ高次構造を形成するため電気泳動における移動度は等しくなる。 一方、僅かでも塩基配列が異なると、その一本鎖DNAが形成する高次構造は著しく変わり電気泳動における移動度も異なる。 すなわち、塩基配列の全長(塩基数)が同じであっても、その配列中に僅かな差異(変異・多型)があると、 電気泳動における移動度の差異、すなわち電気泳動パターンの違いにより検出することができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SSCP」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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