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Shuriken(しゅりけん)は、ジャストシステムが開発・販売している電子メールクライアントである。当初は同社の主力製品に同梱される付属ソフト(バンドルソフトウェア)であったが、現在は単体で販売されている他、同社のワープロソフト一太郎シリーズのプレミアム以上のエディションに収録されている。2013年から法人向け仕様はShuriken Proシリーズとして派生させた。 オリジナルのHTMLレンダリングエンジンや、日本語形態素解析技術を応用した学習型迷惑メールフィルターなどの独自技術を搭載。画面の配色等をカスタマイズ出来る点も特徴のひとつである。 == 歴史 == === バンドルソフト時代 === 1998年(平成10年)7月30日、ジャストシステム製ワープロソフト「一太郎Lite」の付属ソフトとして登場した。一太郎Lite発表時は「J-Mailer(仮称)」という名前であった〔「一太郎Lite」発表時のリリース - 「J-Mailer(仮称)」の記述がある。〕が、一太郎Lite発売時には「Shuriken」が正式名称となる〔「一太郎Lite」発売時のリリース - 名称が「Shuriken」に決定。〕。同年9月に発売された「一太郎9」以降、同社のアプリケーションやオフィススイートJustsystem Officeなどの製品にバンドルされ、無料で使用可能であった。Shurikenのみを単体で入手して使用する事は不可能であり、安価に入手する方法としては書籍「超お手軽年賀状ブック」2002・2003年版を購入(980円+消費税)し付属CD-ROMに収録の「楽々はがき年賀状限定版」内のShuriken2.2を使用するという方法があった。 1995年に登場した同社製電子メールクライアント「JustMail」およびPIMソフトの「FullBand」を刷新し、インターネットブラウザ「JustView3.0」系のレンダリングエンジンを用いてHTMLメールの送受信に対応。複数アカウントを管理しやすい3ペイン形式の画面デザインを採用しながら、低スペックなコンピュータでも比較的軽快・高速に動作するのも特徴であった。 1999年(平成11年)2月19日、オフィススイート「Justsystem Office9」へのバンドル版から「Shuriken 2.0」となる。「Shuriken」(1.x系)で見送られていたマルチユーザー対応が実装され、新開発のスケジュールソフト「Sasuke」との連携機能を追加、APOPに対応した。バンドル元のソフトウェアによっては米IBM社の音声認識技術「ViaVoice」によるボイスコマンド操作に対応したバージョン(Shuriken2.1V/2.11V)が収録される。 2000年(平成12年)の「Shuriken Pro」発売以降はProシリーズの開発に注力し、2002年(平成14年)10月発売の「一太郎Lite2/R.2」を最後に製品へのバンドルは打ち切られた。バンドルソフト版での最終バージョンは、2002年(平成14年)8月に公開されたセキュリティアップデータを適用する事で得られる「Shuriken 2.21」であった。このアップデータは1.x系のShurikenにも適用可能で、それらも等しく2.21にアップされた。ただし、ボイス機能を搭載した「Shuriken2.1V/2.11V」向けアップデータのダウンロードは用意されず、通常版およびProへの乗換が推奨された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Shuriken」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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