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Supercell : ウィキペディア日本語版
Supercell

supercell(スーパーセル)は、コンポーザーryoを中心にイラストレーターデザイナーが集ったクリエイター集団(同人音楽サークル)である。メンバーにはボーカルはおらず、supercell名義で発表する楽曲については、ファーストアルバムでは音声合成ソフトの「初音ミク」をボーカルに用い、セカンドアルバムまでの楽曲ではnagiを、セカンドアルバムの後は、こゑだをゲストボーカルに迎えている。所属芸能事務所は、インクストゥエンター。所属レコードレーベルは、Sony RecordsおよびSOULTAG・GT musicと、ソニー・ミュージックエンタテインメント系列のレーベルに同時在籍〔基本的には前者でVOCALOID楽曲が後者。〕。
== デビューに至る経緯 ==
2007年12月7日、同年10月から動画共有サイトニコニコ動画にて「初音ミク」を用いた曲を発表していたryoが、自身の2作目のオリジナル楽曲「メルト」を投稿する。この動画は、その後約一年の間に300万回以上再生される大ヒット作となった。ryoはこの動画内で壁紙サイトでフリーで配布されていると思われた119(ひけし)が描いたイラストを使用していた〔。それを視聴者から動画に付けられたコメントで「許可取ってるの?」と指摘されたryoは、119に謝罪のメールを送ったが、そこで「メルト」を気に入った119と意気投合し、共に活動を始める〔。これが、supercell結成の発端である。それをきっかけに、119と親交のあるイラストレーターが続々とsupercellに加入し、メジャーデビュー時点で総勢11人のグループとなっている〔。なお後に、119は一時期自身の活動を停止し、同時にsupercellを脱退している。
ryoがボーカルに「初音ミク」を使用したのは、「当初知り合いに歌い手がいなかったから」「『初音ミク』に詳しい友達に薦められたから」ということで、ryoは「初音ミクを使うことありきではない」と語っている〔。ニコニコ動画に楽曲を投稿したのは、ニコニコ動画が好きだったからで、また、レスポンスが期待出来ることや、初音ミクが一番流行っていたのがニコニコ動画だったことも理由としてあげている〔。
その後も、2008年2月22日に「恋は戦争」、5月31日に「ワールドイズマイン」、6月13日に「ブラック★ロックシューター」がニコニコ動画に投稿され、いずれも100万回の再生数を記録する〔。同年の「コミックマーケット74」では、これらの曲を収録した自主製作盤『supercell』をリリースし、完売した。
それを受け、ソニー・ミュージックエンタテインメントから一般流通のメジャーデビューアルバムとして『supercell』をリリースすることになったが、アルバムの発売が決定するまでには紆余曲折があった。まず、一般流通の世界に「初音ミク」という名前は辛うじて知っていても、「VOCALOIDや『ニコニコ動画』の文化が好きだ」というような人物がおらず、ryoは「実際そうなんだろうなとは思ってはいたものの、そういうの目の当たりにするとなんだか違うな、とおこがましくも思った」という。そんな中、「知らないながらも理解しよう、尊重しよう」というスタッフに出会い、その人達がそのままメジャーデビューアルバムの発売に関する担当者となった〔。ryoによる「JASRAC信託はしない」「全ての音源をリミックスする」といった一つ一つの要望が通ったのも、「担当者の尽力によるもの」とryoは語っている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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