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TA32はドイツ海軍の水雷艇(Torpedoboot Ausland)。元は1932年就役のユーゴスラビア海軍駆逐艦ドゥブロヴニクであり、イタリアに接収されてイタリア海軍の駆逐艦プレムダとなった後、イタリアの降伏により1943年9月8日にジェノヴァで改装中のところをドイツ軍に接収されTA32となった。 ==艦歴== 1944年7月21日就役〔''German TA Torpedo Boat at War'', p.138〕。第10水雷群に所属〔第二次大戦駆逐艦総覧、80ページ〕。TA32は5度の機雷敷設と1度の陸上砲撃を行った〔''German TA Torpedo Boat at War'', p.133〕。 1944年8月30、31日夜、ジェノヴァから出撃してTA24、TA29とともにアルノ川河口付近への艦砲射撃を実施〔。 1944年10月1日夕方、TA32はTA24、TA29と共にジェノヴァを出撃して機雷敷設に向かった〔''The German Fleet at War, 1939-1945'', p.242〕。だが、その途中でアメリカの駆逐艦グリーヴスの攻撃を受けた〔''The German Fleet at War, 1939-1945'', p.243〕。戦闘中にTA29とTA24が衝突して損傷したが、TA32は損害は受けず、3隻はジェノヴァへ引き返した〔''The German Fleet at War, 1939-1945'', pp.243-244〕。 1945年3月17日、TA32はジェノヴァを出撃してコルシカ島の北に機雷を敷設した〔''The German Fleet at War, 1939-1945'', p.245〕。18日、他の場所で機雷を敷設したTA24、TA29と共に帰投中イギリスの駆逐艦ミーティアとルックアウトに攻撃され、TA24とTA29は撃沈されてTA32も損傷した〔''The German Fleet at War, 1939-1945'', pp.245-246〕。 1945年4月24日、ジェノヴァで自沈した〔''German TA Torpedo Boat at War'', p.148〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「TA32 (水雷艇)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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