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TOS-1「ブラチーノ」(, )は、サーモバリック爆薬弾頭ロケット弾を運用するために、T-72戦車の車体に220mmロケット弾発射器を装着した多連装ロケットランチャーである。オリジナルの車輌であるOb.634、またTOS-1は30本の砲身を備え、Ob.634BまたはTOS-1Aは24本の砲身を備えている。 == 概要 == オリジナルのTOS-1は、搭載している30発の220mmサーモバリック弾頭ロケット弾を15秒で撃ち尽すだけの連射性能を持っており、射程距離は最小で500m、最大でも3,500mと比較的近距離である。ソ連崩壊後のロシア連邦軍でも、チェチェン紛争でも使用されている。TOS-1では破砕弾頭などの、そのほかの各種弾頭のロケット弾は使用されない。 TOS-1は、軽量級の防御が施された車輌・輸送車や、防御物の内部、または開けた地形にいる兵員を撃破するために設計されている。最初の実戦テストは1988年から1989年に行われ、場所はアフガン紛争中のPanjshir峡谷である。TOS-1が最初に一般公開されたのは1999年のオムスクにおいてであった。 TOS-1はロシア連邦軍の砲兵部隊で使用されてはいないが、NBC防御部隊()で見ることができる〔http://www.otvaga2004.narod.ru/otvaga2004/caleidoscope/flamethrowers_1.htm〕。 2014年10月3日、イラクは過激派組織ISILに対する切り札としてTOS-1Aを導入したことが報じられた〔Iraq focuses on swift delivery of Russian weaponry 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「TOS-1」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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