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Tizen(タイゼン)は、LiMo Foundation、Linux Foundation、インテルが主導するTizenプロジェクトによる、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、スマートテレビ、IVI用オペレーティングシステム (OS)。異なるデバイス上で共通のユーザー体験を提供することを目標としたオープンソースのシステムである。 == 概要 == Tizenは2011年9月にモトローラ、NEC、NTTドコモ、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、ボーダフォン、サムスン電子の6社でなるLiMo Foundationで開発を行なっていたモバイルOSであるLiMo Platformとインテルが進めていたモバイルOSであるMeeGoと合流したことにより始まり、その後サムスン電子がLiMo Foundationとは別に開発をしていたモバイルOSであるBadaも非公認ではあるがTizenプロジェクトへの統合も表明された。 MeeGoのプロジェクトは元々インテルとノキアが中心に開発を進めていたが、ノキアがWindows Phoneに注力することを決定したため、同プロジェクトが宙に浮き、インテルはTizenと合流したと言われる。 TizenプロジェクトはLinux Foundation内にあり、サムスン電子、インテル、NTTドコモ、オレンジを中心に構成されたTechnical Steering Group(TSG)が行なっている他、ACCESS、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、NECカシオと言ったLiMo Foundation参加企業もこの取り組みに協力している。 Tizen AssociationはLiMo Foundationの後継組織でありアメリカ、ニュージャージー州に本社をおき、サンフランシスコに事務所を構えている。Tizenの産業上での役割とTizenの教育を先導する目的で設立されTizen を利用したビジネスモデルや要求仕様、開発者向けのツール、アプリケーション展開、セキュリティー開発を担当している。 Tizenはソフトウェア開発キット(SDK)とアプリケーションプログラミングインタフェース(API)により、開発者は HTML5 や関連 Web 技術を使用して、マルチデバイス(スマートフォン、タブレット、ネットブック、スマートテレビや車載インフォテインメントなど)に対応したアプリケーションの作成が可能となる。その結果 Tizen ユーザーは、 OS、アプリケーションおよびユーザーエクスペリエンス(UX)をデバイスの違いを意識することなく利用できるようになる。更にJavaScriptとjQuery(モバイル含む)といったHTMLベースのアプリケーション開発ツールも提供しており、バージョン2.0で C/C++ によるネイティブ・アプリケーションの開発が可能になった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Tizen」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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