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ユニバーサルWindowsプラットフォーム (Universal Windows Platform, UWP) とは、異なるデバイス向けに提供されるMicrosoft Windows用のアプリケーションソフトウェアを共通の基盤上で動作させることのできる、統合されたプラットフォームのことである。 == 概要 == ユニバーサルWindowsプラットフォームは、Windows 10にて導入された、様々なデバイス上で動作するアプリケーションを単一のフレームワーク上に統合する仕組みである。ターゲットデバイスを設定することで、すべてのデバイスで共通となる基本APIセットに対してデバイス固有のAPIセットを付加する形で、デバイス固有の機能を使ったUWPアプリを開発することができる〔ユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリのガイド - Windows app development 〕。 UWPアプリの開発には、主にC#/VB.NET/C++〔C++に関しては、と呼ばれるマイクロソフト独自の拡張が施された言語を用いることになる。なおC++/CXはC++/CLIとは異なり、マネージ言語拡張ではなくネイティブ言語拡張となっている。〕言語とXAML、もしくはJavaScript言語とHTMLを用いる。ベースとなるフレームワークはWindows Runtime (WinRT) だが、デバイスに応じてWindows APIやDirectX、そして.NET Frameworkを用いることも可能である。 UWPアプリに対応する最初の統合開発環境はVisual Studio 2015である。Visual StudioにてUWPアプリのプロジェクトをリリース用にビルドすると、「.NETネイティブ」と呼ばれる技術により、C#/VB.NETによって記述されたマネージコードは共通中間言語からターゲットとなるプロセッサー (CPU) アーキテクチャ固有のバイナリ(x86/x64/ARM)にコンパイルされる〔ユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) 開発者にとっての .NET ネイティブの意味 - Visual Studio 日本チーム ブログ - Site Home - MSDN Blogs 〕。これにより、アプリケーションのパフォーマンス向上やランタイム依存関係の排除といったメリットが享受できるようになる。 UWPアプリの開発環境としてフルサポートされるOSはWindows 10のみだが、Visual Studio 2015ではUWPアプリ用シミュレーターのほかにエミュレーターもサポートされ、Windows 8.1ではクロスコンパイル〔ただしXAMLデザイナーは使用できない。〕、リモートWindows 10上での実行、およびエミュレーター上での実行がサポートされる。 また、「Windows Bridge」と呼ばれる、iOSやAndroid向けのアプリケーションプロジェクトをUWPアプリとして変換・ポーティングする仕組みや、従来のデスクトップアプリケーションをUWPアプリとしてパッケージする仕組みの提供も予定されている〔ユニバーサル Windows プラットフォーム ブリッジ - Windows アプリの開発 〕。ただし、「Windows Bridge for Android」に関しては、2016年2月に開発プロジェクトの中止が発表された〔An Update on the Developer Opportunity and Windows 10 | Building Apps for Windows 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ユニバーサルWindowsプラットフォーム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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