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vCardは電子名刺の標準規格フォーマット。項目として名前、住所、電話番号、URL、企業ロゴのほか、写真や音声などを含むことも出来る。 == 概要 == vCardは1995年、アップル、AT&T Technologies(のちのルーセント・テクノロジー)、IBM、シーメンスによって設立されたVersitコンソーシアムによって提唱された。1996年12月には規格の策定権はインターネットメールコンソーシアムへと移った。vCardの付属規格であるvCalenderはのちにiCalendarへと拡張された。vCalendarとiCalendarは相互に互換性を持つこととなっている。 vCard バージョン2.1は広く電子メールクライアントに採用されている。バージョン3.0はRFC 2425およびRFC 2426の準標準化提案となっている。vCardの拡張子は「.vcf」である。 hCardマイクロフォーマットではWebページにvCardのデータを埋め込むことを可能としている。それはFirefoxのOperatorなど、ブラウザの拡張機能で実現される。またhCardとvCardは相互に変換可能で互換性を持つこととなっている。 XML vCardフォーマットはXMPP標準化財団によって定義されており、XMPPおよびLight-Weight Identityなどの技術で利用される。W3Cは、vCardのRDFベースの符号化に関する注釈を公表している。 BluetoothによるvCardの送信は幅広い互換性を持つが、デバイス間の照合を要しないので、匿名メッセージを送信するための標準として利用されることもある。 アプリケーションによってvCard実装内容は異なっている。Mac OS Xのアドレスブックでは、1つのvcfファイル中のすべての連絡先を収める形となっているが、Microsoft Outlookでは、1つのファイルに1件の連絡先を収めるようになっている。LinuxのKDE Kontactアプリケーションでは、1つのファイルに1件ごとと複数件の両方、インポート(入力)とエクスポート(出力)が出来るようになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「VCard」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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