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VK4501(P)
VI号戦車ティーガー (P)(VK4501 (P))は、第二次世界大戦中のドイツで開発された戦車である。俗にポルシェティーガー(Porsche Tiger)とも呼ばれる。 == 概要 == ティーガーI は二種類の試作を経て制式採用された経緯を持つ。採用されなかった試作車両が本車である。設計はフェルディナント・ポルシェによる。 1941年5月26日、ヒトラーの山荘の会議にて、強力な戦車を配備する必要が指摘された〔『ティーガー戦車』、「新型戦車開発計画」28頁。〕。この戦車の試作はポルシェ社とヘンシェル社の競作になり、1942年4月20日、ヒトラーの査閲と面前での直進走行試験が行われた〔『ティーガー戦車』、「ヘンシェル vs ポルシェ比較審查」92頁。〕。ヘンシェル社の車輛はヒトラーとゲーリングから冷遇されたが、性能的にはポルシェ社の車輛を凌駕していた。ポルシェの車輛は信地旋回ができず、無理な走行で大地に埋まりこんだのである。1942年の7月27日にはクンマースドルフにおいて比較テストがおこなわれ、本車は要求項目を満たさなかった。その後の試験でもサスペンション、エンジンの過熱などの欠点が取り除かれず、ヘンシェル社の車輛がVI号戦車ティーガーI として量産された。 試験に不合格となったが、早手回しに生産された車体装甲板が相当数あった。これらの車体は突撃砲に改造され、最終的に90輌のエレファント重駆逐戦車が生産された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「VK4501(P)」の詳細全文を読む
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