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Vorbis(ヴォルビス、ヴォービス)は、Xiph.orgが開発したフリーの音声ファイルフォーマット。 == 概要 == 広く使われているMP3などのフォーマットは特許の制限を受けるため、それらの代替として誰でも自由につかえる圧縮音声フォーマットを提供することを目指して作られた。仕様はパブリックドメイン、核となるエンコード・デコードのリファレンスコードは修正版BSDライセンス、フロントエンド・ツール類はGPLで提供されている。また、パテントフィーも不要。 Vorbisは典型的にはOggに格納され、Ogg Vorbisと呼称される。Oggはコンテナ形式、Vorbisはコーデックを指している。これはいわば、Oggというコンテナ(入れ物)がVorbisという中身を包んでいると考えることができる。単にOggといった場合は、他にFLACを格納したOgg FLAC、speexを格納したOgg Speex、動画コーデックのTheoraを格納したOgg Theoraなどがある。 また、VorbisはOgg用に開発されたコーデックなので当初はOggのみにしか格納できなかったが、後にMatroskaが対応した。Matroskaに格納したVorbisはMatroska Vorbisであって、Ogg Vorbisではない。 2010年には、Googleが開発しているオープンな動画規格WebMの音声コーデックとして採用された。 拡張子は.ogg、まれに.ogaが使われる。.oggはかつてのOgg共通の拡張子であったが、現在それは公式には.ogxに変更されており、.oggは互換性のためにOgg Vorbis用の拡張子として残された。.ogaは、音声コーデックのみを格納したOgg共通の拡張子である。 これらはXiph.orgによって規格化されている。OggコンテナフォーマットはRFCで正式に文書化されている。〔RFC3533 〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Vorbis」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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