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WS009KE : ウィキペディア日本語版
WS009KE[ないん]

WS009KEとは、WILLCOM(ウィルコム)向けに供給されたW-SIMに対応した、ケーイーエス(現・ アスモ)開発・製造のPHS音声端末である。同社が初めて製作したコンシューマ向け端末である。初代である9(nine)と、マイナーチェンジを施した9(nine)+があるが、型番は同じである。
2009年11月1日以降のロットはネットインデックス(現ネクス)製造となり、サポート等も同日以降は同社が担当することとなった。
== 概要 ==
2006年12月14日に初代機種である9(nine)(ナイン)発売。端末のコンセプトは、シンプルで無駄な機能を削ぎ落とした「ミニマム」。通話・ウェブブラウザ電子メールクライアントのみに機能を絞り、カメラやJava等は省かれている。ウィルコムの端末だけあって、ウェブブラウザはフルブラウザのNetFrontを搭載。高度化PHS規格のW-OAMに対応したW-SIMである「RX420AL」が同梱され、CPUにARM9を採用して、快適な操作感を達成している。RX420AL以外のW-SIM(RX410IN,RX420IN)にも対応し、本体のみの単品販売も行われている。発売当初はホワイト・ブラックの2色のみであったが、2007年3月27日にピンクが新色として追加発売され、2007年7月6日にはグリーン・レッド2色が追加発売。また、2007年8月3日に、限定モデルとしてFCバルセロナモデル(臙脂色)が発売となる。ファームウェアバージョンV107以降を適用することにより、内蔵ソフトウェアは9(nine)+に近い状態までアップデートされる。
2008年1月31日に9(nine)をマイナーチェンジした9(nine)+(ナインプラス)が発売された。9(nine)のコンセプトはそのまま保ち、変更点は内蔵メモリの追加・赤外線通信対応・メインディスプレイ上部へのLED搭載など細部にとどまっている。当初は3色展開で、フレンチブラックは1月31日、ポーラホワイトは2月20日、ブリティッシュブルーは2月27日発売。ソフトウェアバージョンアップにより同年12月9日出荷分から、ウィルコムガジェット・デコラティブメールJavaアプリケーション・国際ローミングに対応した新バージョン(ウィルコムガジェット対応版)となった。既出荷分の9(nine)+についても、ソフトのアップデートにより対応予定とされていたが、ネットインデックス移行後の2010年9月時点まで実現していない。なお、ネットインデックス製移行後のガジェット対応版については、同梱のW-SIMが2010年以降、「RX430AL」に変更されている。
なお、9(nine)シリーズの展開については、今後も大きな変更は行わず、マイナーチェンジにとどめていく予定とのこと。
CLUB AIR-EDGEのオフィシャルコンテンツは、一部未対応のものがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「WS009KE」の詳細全文を読む




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