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『X&Y』(エックス アンド ワイ)はイギリスのロック・バンド、コールドプレイの3枚目のアルバム。日本では2005年6月1日、イギリスでは6月5日、アメリカでは6月6日に発売された。 == 概要 == 全英アルバムチャートでは発売と同時に1位を獲得し、初日だけで約15万枚の売り上げを記録したと報じられた。最初の週で464,471枚を売り上げ、イギリス音楽史上2番目に早く売れたアルバムとなった。全米アルバムチャートでも最初の週で737,000枚を売り上げを記録し自己の記録を更新した。また、アルバムからのファーストシングル「Speed of Sound」は全英シングルチャートで最高位2位、全米では最高位8位となった(なお、日本では最高位67位を記録している)。本作は2005年に全世界で約830万枚のセールスを記録し、同年で最も売れたアルバムとなった。 本作のタイトルについて、クリス・マーティンは「何の意味もないが、あるとも言える」と語っており、それを具体的に「何だか分からないもの―科学や数学、感情、男女間の恋愛等答えのないものに対する自分たちのなりの答え」だと語っている〔 動画インタビュー参照。〕。本作はヨーロッパのテクノグループであるクラフトワークやデヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノに影響を受けているとされる。「Talk」にはクラフトワークの曲である「Computer Love」のメインリフを用いており、「Low」ではバックでブライアン・イーノがシンセサイザーを演奏している。アルバムの最後の曲である「Til Kingdom Come」はアメリカのカントリーミュージシャン、ジョニー・キャッシュのためにクリス・マーティンが書いた曲だがこの曲がレコーディングされる前にキャッシュは逝去している。 ジャケットデザインはケミカル・ブラザーズの『Push the Button』のアルバムカバーを手がけたTappin Goftonが担当している。カバーはBaudot Codeで、これを用いて「X&Y」と表している。しかしながらコード化プロセスの誤ってしまったためか実際には「X9Y」となっている。コードの色には特に意味はない。マーティンはコンサートで手の甲にアルバムカバーを表すシールを貼っている。CDのブックレットにはコード化されたアルファベットが載せられ、最終ページにはMake Trade Fairがコード化されて載せられている。 本作には、レーベルの意向によりコピーコントロールCDが採用されている。日本では本作のシングルカットとなった「Fix You」からセキュアCDが導入された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「X&Y」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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