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YSZ ( リダイレクト:イットリア安定化ジルコニア ) : ウィキペディア日本語版 | イットリア安定化ジルコニア[いっとりああんていかじるこにあ] イットリア安定化ジルコニア(YSZ)はジルコニアを元とした酸化物で、酸化イットリウムを添加して、室温下でのジルコニアの結晶構造を安定化させたものである。「ジルコニア(酸化ジルコニウム)」(化学式: ZrO2)と「イットリア(酸化イットリウム)」(化学式: Y2O3)から成っているので、このような名前が付けられている。 安定化されていないジルコニアは高温領域で相転移を起こすため、立方晶または正方晶での安定化を図るために安定化剤として、酸化イットリウムを5~10%程度加えたものである。 == 物的性質 == 硬度が高く(キュービックジルコニアの場合でモース硬度が8~8.5)、イオン伝導性に優れている。また、高温(600℃以上)で固体電解質となる。 安定化剤として酸化カルシウムを加えた、酸化カルシウム安定化ジルコニアに比べ、高温長時間での安定性が高い(脱安定化性が低い)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イットリア安定化ジルコニア」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Yttria-stabilized zirconia 」があります。
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