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ヤママユ(山繭・学名 ''Antheraea yamamai''・)はチョウ目・ヤママユガ科に分類されるガの一種である。ヤママユガ(山繭蛾)、テンサン(天蚕)ともいう。日本在来の代表的な野蚕で、北海道から九州にかけて分布し、全国の落葉性雑木林に生息している。 == 概要 == ヤママユガ科のガの成虫は口が完全に退化しており、蛹化以降は一切の食餌を摂らずに幼虫時に蓄えた栄養だけで生きる。 前翅長は70 - 85mmと翅は厚く大きい。4枚の翅には、それぞれ1つずつ大きな黄茶色で目玉状の模様がある。幼虫はブナ科のナラ、クヌギ、コナラ、クリ、カシ、カシワ、ミズナラなどの葉を食べる。年1回の発生で、出現期は8 - 9月頃。卵の状態で越冬する。 4回の脱皮を経過して熟蚕となり、鮮やかな緑色をした繭を作る。繭一粒から得られる糸は長さ約600 - 700m、1000粒で約250 - 300g程度の絹糸が採取される。この糸は「天蚕糸」と呼ばれる。 画像:Antheraea yamamai eggs sjh.JPG|卵 Image:Cocoon of Antheraea yamamai 01.JPG|繭 イタリアの下着ブランド「Yamamay」は、この蛾の名前が元になっている。(ただし''bombix yamamay''となっている。)≒bombyx yamamay が正当と言う人も居る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤママユ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Antheraea yamamai 」があります。 スポンサード リンク
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