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アンゲリカ酸 : ウィキペディア日本語版
アンゲリカ酸[あんげりかさん]

アンゲリカ酸(アンゲリカさん、Angelic acid)、アンゼリカ酸は不飽和カルボン酸の一種である。IUPAC名は (''Z'')-2-メチルブタ-2-エン酸 (''Z'')-2-methylbut-2-enoic acid。セイヨウトウキ(アンゼリカ、学名 ''Angelica archangelica'')の根から、ルートヴィヒ・ブフナー (Ludwig Andreas Buchner) によって1842年に発見された〔Buchner, L. A. (1842). "Ueber eine eigenthümliche flüchtige Säure aus der Angelicawurzel: Eine briefliche Mittheilung". ''Justus Liebigs Ann. Chem.'' 42: 226–233. .〕。そのほかセリ科の植物などに含まれる。
カルボキシル基の隣に炭素-炭素二重結合を持ち、チグリン酸シス・トランス異性体である。揮発性がある無色の結晶で、刺激性のある酸味とにおいを持つ。以前は鎮静剤として用いられていた。
== 参考文献 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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