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アンフィオニデス
アンフィオニデス はプランクトン性甲殻類の1種である。全世界の熱帯域の海洋に生息し、幼生は表層でよく見られるが、成体になると深海に移動する。アンフィオニデス目、アンフィオニデス科は単型である。 == 形態 == 全長25mm程度になる。ミシス幼生期が13期あり、この間は表層で生活する〔。 眼は大きく、眼柄を持ち前方に突出する。第1胸脚は口を覆っており、その基節は平たい。これは、餌粒子を口に運ぶための適応だと考えられる。 雄は雌より第一触角が太く、長くなる。また、雄は成長に連れて第8胸脚が出現するが、雌では出現しない。これに伴い、雄の生殖孔は第8胸脚に開くが、雌では第6胸脚に開く〔。雌では第一腹脚が大型化して背甲の開口部を塞ぎ、受精卵を育てるための憩室とする。第5胸脚も伸長し、これで卵の掃除を行う〔。雄成体はほとんど発見されない。これは、雄は背甲が流線型で遊泳力が強いことと、成熟後の寿命が非常に短いことによると考えられる〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンフィオニデス」の詳細全文を読む
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