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アンヴァル(佐藤俊之 著作の表記)〔佐藤俊之 監修『伝説の「武器・防具」がよくわかる本」』(PHP 文庫 2007年), p.144 "ルーには、聖剣フラガラックや、絶対に落馬しない白馬アンヴァル、..光の槍ブリューナクを与えられた(p.144)"〕(近代; 英訳 Aenbharr of Manannan (O'Curry); 異表記:エーンバル(?); 〔Macbain等。以下詳述〕) 〔O'Curry 編訳『トゥレンの子らの最期』Atlantis IV, p.162/3.〕は、アイルランド神話の馬の名前。 トゥアハ・デ・ダナーン神族のひとり長腕のルーの馬で、海神マナナーン・マク・リールからの借物とされる。海も陸も同様に平気で駆けることができ、乗り手の無事を守る魔法の馬であった〔。 ''〔Macbain等。以下詳述〕) 〔O'Curry 編訳『トゥレンの子らの最期』Atlantis IV, p.162/3.〕は、アイルランド神話の馬の名前。 トゥアハ・デ・ダナーン神族のひとり長腕のルーの馬で、海神マナナーン・マク・リールからの借物とされる。海も陸も同様に平気で駆けることができ、乗り手の無事を守る魔法の馬であった〔。 ==概要== ===意味・発音=== アンヴァル(エーンヴァル?)の意味については次のような説がある: # 「単鬣(一つののたてがみ)」 "One Mane" (O'Curry 編『トゥレンの子ら』p.163 脚注); # 「飛沫(泡しぶき)」 "foam" ( 『コルマクの語彙集』〔O'Donovan 編訳 Sanas Cormaic. "Enbarr: én「水」+ barr 「被りもの?」 =羅:cacumen, spuma"〕 / Rhys〔(Rhys, Studies in Arth. Leg.(1881年), p.221 "Énbarr, which meant, possibly that she had a bird's head". p.221 脚注 "..but Cormac gives an enbarr meaning 'foam.'" 〕); #「鳥の頭」 "bird's head" (Rhys〔) (接頭語根 aon は、1. 現代語 aon (古語 oen)「(数詞の)一」; 2. en 「水」; 3. én 「鳥」〔DIL辞典〕。1. の発音も〔wikitonary, "aon"〕であり、発音はどれも「エーン」ということになる。接尾語根 barr は「てっぺん、頭髪、兜や簪など」の意〔barr"(a) In general, top, tip..(d) head of hair.. (e) helmet, tiara,"(DIL辞典)〕で、発音は「バル」か「ヴァル」となる。) (いずれの語釈にしろアイルランド語発音は、エーン=バル(?)、エーン=ヴァル(?)となるようである。一書によれば発音はアイン=バル(?)(/ain-barr/ (T.W. Rolleston〔Celtic Myths and Legends, p.422 (index)〕)とされる。) 馬名については「唯一の超越性?」 "'unique supremacy" (Mackillop 事典)や、「想像力」"imagination"などとする馬関連書籍まであるので注意〔"Embarr, Niamh's mythical horse.. means imagination", Tena Bastian, Tami Zigo, ''Tips and Tidbits for the Horse Lover'' (2007), p.55 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンヴァル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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