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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
アーソーポス () は、ギリシア神話の神である。長母音を省略してアソポスとも表記される。 アーソーポスはオーケアノスとテーテュースの子、ペーローとポセイドーンの子、あるいはゼウスとエウリュノメーの子で、シキュオーンのアーソーポス河、あるいはボイオーティアのアーソーポス河の河神である。河神ラードーンの娘メトーペーとの間にペラゴーン、イスメーノスと、20人の娘たちをもうけたといわれる〔アポロドーロス、3巻12・6。〕。 == 神話 == シキュオーンのアーソーポス河は、ケールーサとポセイドーンの子アーソーポスが発見したため、アーソーポス河と呼ばれるようになった〔パウサニアス、2巻12・4。〕。シキュオーンのアーソーポス河は小アジアのマイアンドロス河の水が海を渡って流れ出ているといわれ、マルシュアースの笛がマイアンドロスを流れてアーソーポスに達したという〔パウサニアス、2巻5・3、7・9。〕。 ボイオーティアのアーソーポス河はボイオーティアの王アーソーポスの名前に由来するとされる〔パウサニアス、9巻1・2。〕。 アーソーポスの娘で最も有名なのはアイギーナで、ゼウスはアイギーナを連れ去った。アーソーポスはアイギーナを探してコリントスにやって来て、アクロコリントに泉を湧き出させるのと引き換えにシーシュポスからアイギーナの居場所を聞き出した〔パウサニアス、2巻5・1。〕。アーソーポスが追いかけていくとゼウスはアーソーポスに雷を投げつけて河に追い返した。このためアーソーポス河からは石炭が取れるといい、アイギーナはゼウスの子アイアコスを生んだという。〔アポロドーロス、3巻12・6。〕。 その他の娘のうち、アーソーピスは一説にイーアペトスの妻となった〔ヘーシオドス『仕事と日』古註、48。〕。ロデーは一説にヘーリオスとの間に3人のヘーリアデスとパエトーンを生んだ〔『オデュッセイア』古註、17巻、208。〕。またイスメーネーは一説に百目巨人アルゴスの母〔ケルコープス(アポロドーロス引用、2巻1・3)。〕、サラミースはキュクレウスの母となった〔アポロドーロス、3巻12・7。パウサニアス、1巻35・2。〕。ゼートスとアムピーオーンの母となったアンティオペーはアーソーポスの娘ともいわれる〔ロドスのアポローニオス、1巻735。パウサニアス、2巻6・1。〕。ゼートスの妻テーベーの父はボイオーティアのアーソーポスとも、シキュオーンのアーソーポスともいわれた〔パウサニアス、2巻5・2。〕。ハルピンナは一説にエーリスのピーサの王オイノマオスの母といわれる〔パウサニアス、5巻22・6。〕。 コルキュラはコルキュラ島の、クレオーネーはクレオーナイ市の、ネメアーはネメアー市の、プラタイアはボイオーティアのプラタイア市の、オーエロエーはオーエロエー河の、テスピアはテスピアイ市の由来となった〔パウサニアス、2巻5・2、15・1、15・3、9巻1・1、4・4、26・6。〕。 他にもシノーペー、コムベー、タナグラー、エウアドネー、エウボイア、ペイレーネーなどの娘がいたとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アーソーポス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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