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ウィリアム・クレイグ : ウィキペディア日本語版
ウィリアム・クレイグ
ウィリアム・クレイグ(William James Craig、1843年11月6日1906年12月23日)は、イギリスのウィリアム・シェイクスピアの研究家である。ロンドン留学中の夏目漱石の個人教授を務めた。夏目漱石の『永日小品』の中で「クレイグ先生」という作品がある。
アイルランドロンドンデリー州のマコスキンで生まれた。父親は英国国教会牧師であった。1861年にダブリンのトリニティ・カレッジに入学し、1865年にBA、1870年にMAを取得した。その後4年間、トリニティ・カレッジで文学と歴史の講師を務めた〔Sherbo, Arthur (2004). "William James Craig (1843–1906)". Oxford Dictionary of National Biography. Oxford, England: Oxford University Press〕。
1874年にロンドンに移り、役人や軍人の資格試験のための個人教師を務め、アベリストウィスのユニバシティ・カレッジの英語教授となった。クレイグが編集して、オクスフォード大学出版から上梓されたシェークスピア全集は、1833年に作の戯曲「シンベリン」から始まり、1891年に出版された。1901年から個人教師を続けながら、友人エドワード・ダウデンの後をついで、アーデン版シェイクスピアの編集者の一人となった。個人教授を受けた人物には夏目漱石がいる。終生、独身で、ロンドンで没した。
==外部リンク==

*青空文庫 『永日小品』

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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