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『ウィーン市民』(ウィーンしみん、)作品419は、カール・ミヒャエル・ツィーラーが作曲したワルツ。ツィーラーの代表作である。 == 概要 == 1890年2月12日、落成して8年が経ったウィーン市庁舎において初めての舞踏会が催され、2つの楽団が出演することになった。エドゥアルト・シュトラウス率いるシュトラウス楽団と、カール・ミヒャエル・ツィーラー率いるウィーン第4連隊、いわゆる「ドイチュマイスター」であった。 「ワルツ王」として知られるヨハン・シュトラウス2世とツィーラーはそれぞれこの舞踏会のために新作を用意した。『』というワルツを準備したシュトラウスに対抗し、ツィーラーはこのワルツ『ウィーン市民』を準備した。こうして、ウィーン市に関連する題名を持つ2つのワルツが初演される運びとなったが、ウィーン市民が軍配を挙げたのは『ウィーン市民』のほうであった。ツィーラーのこのワルツは、「ワルツ王」の作品を凌ぐ人気を集めたという。 このような逸話を持つこの『ウィーン市民』はツィーラーの代表作として知られ、ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートにもしばしば登場している。また、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団の高名な指揮者であったアルヴィド・ヤンソンスはこのワルツをこよなく愛し、毎年必ずジルベスターコンサートで演奏していたという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウィーン市民」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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